
もう、昔の様なスタイルには戻れないのだろうか?
だとしたら、何かそれに代わるロングボード雑誌は新刊されないのだろうか?
NALUだけのネタでは無いが、それを中心に大よそ3時間近くもグラスを片手に議論した。
結論からすると「なるべくして、なった・・・」と知人は語っていた。
そして、もう、昔の様なスタイルには戻らないだろうと・・・
いや、戻る事は出来ないだろうと言葉少なく語っていた。
海を見渡すとロングボーダーの数は減っていない。
俺はロングボーダーだからショートボーダーの数は余り目に入って来ない。
ビーチからアウトに何人のロングボードーダーが居るのか?
波のコンディションと略同時にその確認をする。
インターネットが普及し、本が売れなくなっている時代であることは間違い無いと思う。
しかし、海には沢山のロングボーダー達が居る。
そこにはシングルフィンだろうが、トライフィンだろうが関係ない。
皆、ロングボーダーである。
俺の独り善がりかも知れないが、彼らは、きっと、昔の様なNALUを待っているのではないだろうか?
NALUはCAでも本当に評価の高いサーフマガジンだと思う。
レジェンドと呼ばれる過去のヒーロー達も、モダンクラシックを牽引する若きシェイパーやサーファー達も、皆、日本のサーフマガジンであるNALUを高く評価していた。
NALUが昔の様に戻れないのであれば、望まれるのは新たなる新刊である。
今一度、ジャーナリスト達に立ち上がってもらいたいものである。
彼らが再びペンを執れば、きっと、多くのサーファーが賛同するに違い無いと思うのだが、実際にそんな簡単な話では無いようである。
知人曰く、「今以上に、ロングボードに多くの人の目が向けられる様になれば、自ずと新しいマガジンは誕生する」との事であった。
内輪で盛り上げようとしていても、外側からの援護射撃が無くてはな日の目を浴びないという事なのだろうか?
様変わりしてしまったNALUは、今年から発行回数が減って年3度になってしまうらしい。
また、NALUと共に時代を牽引して来たオン・ザ・ボードも休刊となってしまった様である。

サーフマガジンを片手に海への想いを馳せ、イメトレをしていた自分的には「読む本が無い」というのは寂しい限りである。
Keep Surfing!