Viva '60s SurfStyle!!!

Viva '60s SurfStyle!!!

1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

ジムフィリップスのPIGを皮切りに長年封印していたPIGを引っ張り出して週替わりで海に持ち込んでいる事はこれまでにも綴った通りなのだが、この日はこんなボードをセレクトしてみた。

 

 

これも随分とご無沙汰になってしまっていたかも知れない。

一体、どのくらい振りだろうか?

 

 

ジーン・クーパーのPIG、通称ブラックボードである。

以前も紹介したが、このボードはジーン・クーパーシェイプにも拘わらず、敢えてレーベルをクーパーデザインにしてもらったボードなのだが、もう、彼是数年は身体を預けていない。

そんな、PIGを今の俺が乗ったらどんな感じなんだろうか?

相も変わらずアタフタとしてしまうのだろうか?

それとも多少はエンジョイサーフを堪能できるのであろうか?

 

 

そんな想いを馳せながら慣れ親しんだビーチに向かう為に車にボードを積み込んだ。

 

 

ビーチに到着すると既に駐車場には数台の車が見受けられ、そして、視点を海に向けると・・・

いやいや、ちょっとサイズオーバー?とも思うべきワイドな胸肩サイズの波が無数に立ち上がっていた。

 

 

しかし、この日はパーフェクトなオフショア。

そう、所謂、面ピタ状態であった。

 

 

カレントを上手く使えば沖に出るのはどうと云う事は無い・・・

そんな戯言を発しながらボードにワックスを塗り始めると、このボード―が意外にもロッカーが無い事に気付く。

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ピーター、スティーブ、ロジャー等の所謂、デッドフラットばかり乗っていたからだろうか?

以前は「ロッカーのあるPIG」として認識をしていたが、先にも述べた様にジム・フィリップス、ランス・カーソン、ダノー等を乗り継いだ後だと妙に新鮮な感覚に満ちた。

 

 

そしてデイル・ベルジーの9.7Ftをベースに削り上げららPIG本来の美しいアウトラインに目を奪われながら、いざ、海へ!

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ボード自体の重量がそれなりにあるので案の定、初速は期待できなかったが、やはり、このボードは走り出したら本当に速い!

そして、後方に食み出したハーフムーンがシッカリと機能してれている。

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海面はフラットな事もあって、PIGには有難い波質だった事もあり予想以上にボードが反応してくれている。

 

 

うーん・・・

流石はジーン・クーパー。

 

 

永遠の初級者である俺を勘違いさせてくれるマジック感には圧巻である。

 

 

気が付けば、この日は3時間近くもサーフィンしっ放しのエンジョイタイムを満喫出来た。

 

 

クーパーのブラックボード・・・

やはり、コイツは面白いボードである。

 

 

Keep Surfing!!!!!