音楽理論の試験が満点だった! | 水の都で古楽修行♪ヴェルヴェッティーノのVenezia見聞録

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2016年よりイタリア留学中。国立音楽院の古楽科でバロック声楽を専攻しています。
日々勉強中なので、過去記事と最近の記事では発声について見解が異なる時がありますが、最新の記事が現在の発声です。
世界遺産の島ヴェネツィア在住。

生まれて初めて受けたイタリア音楽院の試験は、音楽理論。

それが幸先よく30点中、30点満点だったという・・・ええ!!

 

音楽理論の試験は、午前中に筆記、午後に実技。

朝9時半に集合させられて筆記試験を行った後、トイレ休憩をはさんで聴音。

ここまでが午前中。

その後、名字のアルファベット順に実技試験。

新曲歌唱と、リズム読み、それから新曲歌唱の移調版という「そんな能力、使い道あるかな」というのをやらされる。単純な短い楽譜を見せられて、

「全音、上(もしくは下)の調に移調して歌って」

というもの。

待ち時間も含めると1日がかりだが、ちょうどこの日は和声法とチェンバロの最後の授業があったから、待ち時間が長すぎると感じることもなく、ちょうどよかった。

筆記試験はこんな感じ下差し

アゲアゲ↑先生が勉強用にと事前に送ってくれた過去問。

音程を答える問題(長3度とか)、調号から調を答える問題、関係調を答える問題など。

午後の実技で読まされる楽譜はこんな感じ下差し

IMG_20170629_211635811.jpg

アゲアゲ↑これは授業で使っていた教科書を撮ったもの。

どんな曲だよ顔と言いたくなるような複雑怪奇な楽譜を読まされる。
 
新曲歌唱は、すごく単純な曲を音程つけて歌うのだが、これは音程をつけて歌う必要はない。
リズムを正しくドレミで歌えばいい。

新曲歌唱は簡単なのだが、この複雑な楽譜は難しい・・・ハ音記号が変わった瞬間と、リズムが苦手。

結構つっかえたり、言いなおしたりしていたのに、満点とれてびっくり!
ちょっと甘いような気もするけれど、筆記は本当に間違えがなかったんだろうから、嬉しい!
聴音は間違えるはずないけれど、ペーパーテストはイタリア語で読んでイタリア語で答えるから難易度があがる。
前日にちゃんと勉強した成果が出たのだ!