onedropyoyos "Deep State"
ビルドケットのプロジェクトでお世話になっているアニワギはかせとはんぶんこする形で我が家にやってきた新作ヨーヨー、ディープステート！今回はそのディープステートのレビューです。
仕様
基本重量：48.8g
重量：52.2g （アルミ製フラットキャップサイドエフェクト装着時）
幅：28mm
直径：55mm
レスポンス：オリジナルフローグルーヴパッド
ギャップ幅：3.25mm
ベアリング：サイズCベアリング（ワンドロップ10ボールベアリング）
表面仕上げ：ピラマット（ワンドロップ独自のマットフィニッシュ）
軸構造：サイドエフェクト
（すべてメーカー公表値）
メーカーによる紹介文（意訳）
※意訳のため原文も併せてご覧ください
http://onedropyoyos.com/yoyos/deep-state/
私たちはできるだけ多くの人により良く作られたボールベアリングヨーヨーでヨーヨーを楽しんでもらうことを望んでいます。
そこにはあなた自身のエネルギーでヨーヨーを回すというクールな何かが、生きた感覚があります。
そこに至ることの難しさのひとつに、これまでの私たちのヨーヨーがアンレスポンシヴ（バインド仕様）で、手に戻すためにはバインドを行なう必要があった、というものがあります。
これは経験豊富なプレイヤーにとっては（おそらく）問題のないことです。しかし単にヨーヨーを振ってみたい人にはスリープさせてから手を引いて戻すための練習が不要であることが求められます。
瞑想的で、ストレス解消になって、簡単に行えて、とてもノスタルジック。
それはあなたをリラグゼーションの「深い状態」に置くことを可能にします。
私たちはポケットに収まる半引戻しのフルメタルヨーヨーをリリースすることでこの問題の解決を助けます。
スタンダードなサイズCベアリングとメンテナンスが簡単なフローグルーヴパッド、そして見た目とフィーリングのカスタマイズが可能なサイドエフェクトを搭載しました。
これは私たちなりの「フィジェットトイ」としてのヨーヨーです。
半引き戻しの固定軸プレイをしたい経験豊富なプレイヤーや優れたポケットサイズのヨーヨーが欲しい人、滑らかに動くヨーヨーが欲しい人にとっても非常にクールです。
魅力的でやりがいのある挑戦。
そのヨーヨーの名は「ディープステート」
私たちはそれを滑らかなレスポンスパッドととても狭いギャップ、注油済みベアリングを搭載するように設計しました。
あなたはディープステートでどのように遊びますか？
※フィジェットトイ：手遊び用のおもちゃ。ハンドスピナーや無限プチプチもその一種。
実機紹介
装飾のないシンプルなフェイス。
有効幅率は約50%ほど。
ナナメから見てもカッコいい。
フローグルーヴと10ボールの組み合わせ。ベアリングロックの露出が少ないですが、0.6mmくらいのシムなら入ります。
サイドエフェクトはフラットキャップです。
使用感レポート
フルメタルヨーヨーとしては軽量な重量。
ストリングプレイにおける傾きにくさと固定軸技におけるストールのやりやすさを両立したエッジ高。
しっかりしたリターンと必要最低限のすべりを兼ね揃えたギャップ幅。
引き戻しでのプレイを前提とした設計の妙が光る、とても優れた引き戻しヨーヨーだと思います。
引き戻しプレイ、固定軸技、リジェネレーションプレイでは「軽さ」と「エッジ」が重要になります。
重いヨーヨーはルーピング動作とスリープが低減した状態からのリターンがやりにくくなります。
また、ルーピングの返しが強くなりすぎたり、ストールで勢いを殺しきれないほど強く回ってしまったり、ヨーヨーの自重によって生まれるストリングテンションがレスポンスとストリングの摩擦を上回って戻ってこなくなることがあります。
逆に軽すぎると戻りやすくなってプレイしにくくなるケースもあるので、引き戻しヨーヨーにとって重量の設定はとても重要です。
そしてエッジが低いとルーピングは安定しにくくなり、ストールで着地させた時にヨーヨーがこぼれやすくなります。ローエッジが固定軸技に向かないのはこのためです。
ディープステートはそれらのポイントを押さえつつ現代的なパーツと設計思想によって生まれた、まさに新世代の引き戻しヨーヨーといえるでしょう。
深みを楽しもう
どんな付き合い方をしてもいい。スリーパー専用でも、基本技用でも、ギャップを広げて1A用にしてもいい。縛りプレイ用でもいい。ディープステートからはそんな懐の深さを感じます。
またひとつ長く付き合うことになりそうなヨーヨーが増えてしまいました。ディープステート、おすすめです
