慢性疲労症候群のこと②

診察が終わり、家に着くと気絶するように眠っていました。

目が覚めて、元気になってるかなって思ったけど、なんにも変わらなかった。

それどころか、ぐるぐるとめまいがして、立つこともできない。気持ち悪い。寒い。

とにかく、寒い。

暖房はがんがんにかけて、毛布と布団を何枚も重ねて、布団の中に潜って体が温まるのを待ちました。

それでも温まることはなく、寒いまま。

どんどん体が痛くなっていくし、固まっていきます。

腫れてた右肩はさらに腫れて、ひじまで腫れてきました。

どうなっちゃうんだろう

もしかして膠原病なのかな、でも、今までも異常なかったからそのうち治るって信じて、気持ちはディズニーに飛んでいました。

初めてのお正月ディズニー。

布団からほとんど出ることもなく、とにかく体力を貯めておこうとひたすら寝続けました。

寝るといっても、寒くて痛くて睡眠はとれないので、寝転んでいる感じ。

１日の朝、ある力全部ふりしぼって起きて、準備をして、新幹線に乗りました。

もうこの時点でまっすぐは歩けていません。

翌日シーでは車椅子を借りて乗せてもらいました。

とにかく厚着。コートを何枚も重ねて、ストールを巻き、おしゃれどころではないし、周りから見るとかなり怪しい人物でした笑

もう誰かもわかりません笑

それでも笑いながら車椅子を押してくれたので、わたしも痛みを忘れていました。

それがわたしの相方のももです。

ミッキー大好き。天然石のブレスレットを作っています。

でもね、ダッフィのショーを見たのは覚えてるんだけど、大好きなミニーちゃんに会った記憶もないんです。

そのくらい意識はもうろうとしていました。

遊んで帰る頃にはもう手足ががちがちに固まっていました。

気づいたら家に戻っていた感じ。

どうやって帰って来たんだろう、なんとかなるものだなぁって思いました。

帰ると、また布団に潜り込み、寝続けました。

仕事の日になると不思議と起きれたので、普通に出勤できました。

というよりも、出勤しないと仕事がたまるから休めない。

わたしの会社は、今流行り？のブラックな会社で残業が多いんです。

正確に言うと、会社ではなく名前を言えばなんとなくわかるような、大きな団体です。

労働関係のお仕事をしている人達が、一番働いているって変な話ですね。

忙しい時は朝9時から夜11時過ぎまで働き、土日も仕事をしていました。

元気な頃は、残業しても平気でした。

診察から１週間が経って、血液検査の結果も出たので、二度目の病院に行きました。

やっと薬がもらえる、しんどいのが治るー

治ると思っていたので、病院に行くのがうれしかったんです。

そこで、先生に

あなたの病気は、慢性疲労症候群ですね。

と告げられました。

ほら、やっぱり疲れがたまっていただけ

って安心したのも束の間でした。

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