何年か前からか、我が家のベランダの植物に
キアゲハが卵を産みにくるようになりました
キアゲハは、セリ科の植物しか食べないので、
セリ科の植物にしか卵を産みません。
それがわかるから,
またすごいなあと思います。
セリ科の植物と言えば、アシタバ、パセリ、ミツバ、人参などが
あります。
我が家ではアシタバを育てていました。
まんまと卵を産まれて、
その後、黒に黄緑のストライブ、黄色い斑点の
青虫が生まれて、アシタバの葉を食べ尽くしほぼ丸坊主にされました。
なので、家庭菜園をしている人にすれば
キアゲハの幼虫は、害虫になるかもしれませんね。
最初は、その青虫の色鮮やかさにギョッとなったのですが
息子が大事に育て始めました。
あの青虫がある日突然、動きが鈍くなって脱皮した途端「さなぎ」に
変身するのを見て、ホントに不思議でした。
サナギは、まわりの色に体を似せるのです。
まわりが緑の葉っぱなら 緑っぽく、茶色の枝ならベージュっぽく、
息子が たまに転落するサナギがいるので、下に白い紙を敷いて
クッション代わりにしていたのですが落ちたサナギの子は
白く変身するのです。
これも 外敵から自分の身を守るためだそうです。
外敵が多いので、蝶々も卵から蝶々までになれるのは、
どなたかの統計ではあるのですが自然の中では、
1%程度なのだとか。
実際、夏の始めに外で育てていた時は、9匹の青虫がいたのに
いつのまにか減っていたりしました。
蜂やら鳥やらが来るようなのです。
今年は、天候が不順だったのか、暑すぎたのか
真夏にかえった青虫からサナギになった子達は、
サナギから蝶には羽化しませんでした。
サナギになっても中で寄生虫がわくとダメになってしまうのです。
キアゲハは、8月の後半にまた 卵を産みにきました
それを息子は、青虫になってから 大きな虫かごのようなものを買って
家に中で育て始めました。
私もだんだん見慣れてきて、可愛いなと思えるようになりました。
夏の始めにアシタバがの葉が丸坊主にされて、
急きょ、ミツバの種をプランター一面に蒔いて育てていたのですが
それがまた、丼物やお吸い物にも役に立ったばかりか
またキアゲハが卵を産んだので、そちらにも役に立ちました。
そして!そして!
菅さんが首相就任をした16日に一羽のキアゲハが
我が家で誕生しました。
その子の名前は、もちろんスガちゃん
旅立つのを見送ろうとしたら、アッという間に翔んでいって
しまって、写真すら撮れませんでした💦
すぐに ブログにあげようと思ったのですが
一度書いた下書きを保存し損ねて消え去ってしまいました。
私は、いつも脳内で文章を書き、文字にしかけるのですが
いつもブログにあげそこねて、文章を塩漬けにしてしまうといいますか
「あ、もうこれ古いな」とボツにしてしまうので
なかなか更新ができません。
ここ最近は、腕が痺れてて、なかなか進まなかったのですが
この蝶々はぜひとも あげたいと!
なぜなら、今日は、朝から 3羽の蝶が 続けて羽化したのです!
3羽目の子は、青虫の頃からちびっ子で、
サナギになってすぐに転落しました。
そこで、息子が白い紙で筒状のポケットのような物を作り
割りばしに貼り付けてその中にサナギを入れました。
するとサナギはすぐに白くなりました。
その白い子が今朝、急に真っ黒になったのです。
(右奥の黒いのがそう)
寄生虫がわいて、死んでしまったのかも・・・と
思って、悲しく思っていました。
けれど心のどこかでは、奇跡を信じていたのです。
すると、数時間後
え?。。。。
いつのまにか 羽化してるではありませんか!
ホントに 😢涙が出てきました。
黒くなってたのは、羽の色だったのでしょうか。
出てきた! すごいね! あ〜可愛いね!
思わず羽を乾かしているのかじっとしているその子に
話しかけていました。
蝶々は、あの世からの使者とも言われています。
亡くなった身内の方や可愛がっていたペットが蝶になって
ひらひらと飛んできたのでは?という話は時々聞きます。
幼虫からサナギを経て成虫になるその劇的な変化は、
輪廻転生や復活、長寿の象徴とされてきました。
私の家に卵を産みにくる蝶々は、なにを意味するのか?
まあ、ただそこにアシタバがあったから(笑)