続き
不良グループに所属していると何故か回りは学年で一番派手な女子グループの誰かと付き合いだすのである
当然、番長格はスタイルの良い一番目立っている女子と付き合うのだ
今思えばブランド品を男女共に買い漁る様なものだったんじゃないかなぁ
回りは次々と彼女を作って行くのである、そんな中僕も焦りを感じ始め喋った事もない女子の実家に電話をして突然告白して轟沈したものである
今のご時世では考えられない話だが携帯も普及していない田んぼだらけの田舎では珍しい話では無かったのだ都会だったら犯罪者扱いか村八分何だろうけど
告白の仕方は至ってシンプルである
「もしもし…T さん?ニエ岡だけど…」
「あっ!ニエ岡くん!どうしたのー?」
「あっあのさ…突然だけど俺と付き合ってくんない…?」
「………ごめん…今彼氏欲しい気分じゃないんだ…」
「そうなんだ…突然ごめんね?じゃあ…」
こういう告白の時は仲間たちが息を殺して見守っているのだ
はぁ…と項垂れるとツレ(S)が肩を回し煙草をスッと渡してくるのだ無言で受け取り火をつけ深く吸う最低の味である
空気の読めない後輩Mが
「ニエ岡くんまたフラれたのー?」
ツレ(S)が無言でMにボディーブローを叩き込むのである、それを制止し黙って煙草を吸っていると誰からともなく帰って行くのである
それから一週間後
ツレSとT さんは交際を始めたのだった
ひきつった笑顔で
「おめにゅとぅっ‼」
ってカミながら祝福したのを未だに鮮明に思い出すのである
そんな散々な青春時代のある日
昼休みにダルくなったので学校サボってゲーセンでも行くかーと学校の花壇の脇を歩いていたら二階のベランダから
「ニエ岡くんどこ行くのー?」
誰だ?と思い見上げると初恋のSちゃんである
パンツが丸見えなのだ‼さっと下を向き
「ダルいから帰るー」
片手をヒラヒラさせて颯爽と校門を出て煙草に火をつけ先ほどの衝撃的なシーンを反芻する
Sちゃんのパンツはシマシマだったのだ
当時童貞の僕は大人っぽい黒や赤などのパンティーに憧れていてシマシマなど子供みたいなパンティは言語道断なのである
一瞬で子供の頃からの淡い記憶は瓦解したのだ
まぁ何が言いたいのかと言うとガキの頃って凄くつまらない拘りがあって直ぐにデリートしてしまう所があるよなーって事
今思えば彼女なりに意を決して二階のベランダから声をかけてくれたのかも知れないのに
当時僕は友人達と上手く行っておらず毎日一人ぼっちだったのだ
青春時代の淡くブルージィーな思い出でした
長々とありがとうございました