第5回うんこ映画祭 | 少年デカダンス

第5回うんこ映画祭

 海外でも評価の高い漫画家の駕籠真太郎さんの主催するうんこ映画祭の第5回に、
エントリーしゃーしたッ!!

 前回の記事に書いたGIFアニメ「仁島さんのうんこを食べたくて」です。
仁島さんというのは僕の同級生で地味に幼馴染で初恋の人で仮名です。



 先月、東京と大阪で開催され、今月に凱旋上映会2daysが東京でありますYO!

 「うんこ」というだけで嫌悪感持たれる方々も多いことと思います。
ですが、大変刺激的で自由な映画祭! 日本人だってユーモア理解してるんだぜ的な?
そんなにアングラな空気感も無く、アーティスティックな作品や真面目にドラマに取り組んでる作品が目立った印象。
「うんこ」の表現の幅が広がりゆく感じ。全体的にもトンチ度が高かったなぁ。
直接的表現もあんまり無かったというかやんわりとしており、R18でもなかったんじゃないかな。
カレーライス食べながら観てる方も居てたくらいw

 エントリー数、30作品を越え今回初の海外からのエントリーもあったり、
とても1日じゃ上映できない作品数。約3時間うんこ耐久観戦。
休憩タイムもあります。

 僕が出品した作品が一番最短時間で最もデジタルを使ってなかったというw
僕的に良かった作品は、
まず、最優秀賞東京編の「ひり出された殺意」(ギニョル劇)の完成度が抜きん出てました。
実写では特別審査員賞東京編の「ウンコグイハンターの涙」はモキュメンタリータッチでツボりました。
同じく実写で、最優秀賞大阪編「ミートミート」もマジメなドラマとして表現の幅を広げようとしてるところなども評価ポイント。
 アニメも結構傑作が多かった。
「クソーム」はレトロ調でうんこながらも可愛らしく、東京編・大阪編の特別審査員賞の2冠達成。
惜しくも、賞からもれてしまったが、僕的には、アニメーションの「Holy Shit!」と「肛門的重苦」もなかなか良かった。
他にも良かった作品もありましたが書き切れなくて申し訳ないです。

 僕の作品は… なんと特別審査員賞東京編受賞しました!
後日、賞品が贈られてきました。


 駕籠真太郎さん、ゲスト審査員の沙千佳さん、大変ありがとうございました!!



 駕籠真太郎さんの新刊「恋の超時空砲」も発売中です。めっちゃ面白いです!!
会場ではサインも頂けます。

 
 僕の拙作を観て笑って頂いた方々、激ありがとうございました!!

 うんこ映画祭凱旋上映日程。


【第三回うんこ映画祭凱旋上映会】一日目
6月15日(月)18:00開場、19:00開演
入場料1000円+1ドリンク
Cafe FLYING TEAPOT(江古田)

【第三回うんこ映画祭凱旋上映会】二日目
6月21日(日)14:00開場、15:00開演
入場料1000円+1ドリンク
前衛派珈琲処マッチング・モヲル(高円寺)

仔細は駕籠真太郎さんのhpにて!



 ちょっと長い話になりますんで、ここから先はスルーしてくださっても全然OK!

 駕籠さんが僕に、作品の発表のキッカケを与えてくださったのは今回で二度目となります。
僕の商業誌におけるマンガデビューもそうでした。
というのは当時92年。
僕は月刊漫画ガロに持込する気満々でマンガを描いとったんですが、
ガロの新人漫画賞募集の仔細をよく見りゃ、なんと原稿料が出ないとな!
いやぁ、原稿料が出ない出版社があるとは夢にも思わなかった若き日のオレw
まさに、その発想は無かったというヤツでして、
どうやって漫画描いて生活していきゃええねん?と路頭に迷いそうろう。
 
 ところがそんな時に一冊の本と出会い、僕の運命は決まりました。
その本というのが駕籠さんの「人間以上」でした。
なんか目からウロコというか、その本があったおかげで、その本を出版したところへ持込を決め、持ち込んだら、その後漫画の注文がくるようになりました。
原稿料も貰え、ほとんど自分の好きなように描けるなんて、なんかガロに描いてる作家さんに申し訳ない感じもしていました。

 でも、そんな黄金時代は長くは続かなかった。
僕は漫画制作に対して緊張して硬くなってたり、生真面目で神経質なところがあったかと思えば、
自己管理がめっちゃ下手でだらしなかった。
月の半分は、スーファミのゲームして、引きこもってるのも寂しいから他の作家さんのアシスタントに1週間弱ほど行って残りの日数で漫画を仕上げるといった状態。
昼夜逆転なんて当たり前、漫画もほとんど毎回締切直前は3日間まるまる徹夜なんてザラでした。
 徐々にパニック障害の傾向が現れ、しまいには漫画が描けなくなりました。
それが97年のことでした。

 その後、漫画とは全く関連のない職に付いてましたが、ずっと漫画に未練を抱えたままでした。
漫画が描けないということで、心理カウンセリングも受けたこともあった。

少しずつ、絵を描いたりネーム(絵コンテ)書いたりしつつリハビリを続けてはいました。
次第にパニック障害の症状が寛解に向かい、残すところ鬱だけとなりました。
パニック障害は鬱とセットになるバヤイが多いです。個人差あると思うけど。

昨年の暮れ辺りから、仕事を辞め、というか仕事での人間関係をバッサリ切りたかった。
頻繁に呑みに誘われるんで。明け方まで呑んでるとかザラでつくづく嫌になった。話しも合うワケじゃなし。
漫画描いてる時間もなくなるし…

結果、辞めて良かった。今、貯金もあるし。
って、ことで、一気にデジタルで漫画描ける環境も整えた。
その気になれば高価な液晶ペンタブレットだって買えるけれども、兎に角僕はデジタル初心者なので、液タブなんて10年早いと思い、手ごろなモノにしておいた。

んで、第5回うんこ映画祭の作品募集のフライヤー見て、出してみよかなって気が起こった。
僕の拙作の上映が決まると、何やら急にエンジンがかかり、
うんこ映画祭出品記念マンガを描き出していた。
今は漫画を描くことを楽しめている。ホントに楽しい。そこまで復活しつつある。

今後は、月に1本は短編描いて行こう!とか決意。
だが、先月の5月半ば過ぎにしたその決意。月に短編1本の決意は今月に入ってもまだ仕上がってないという…


うんこ映画祭出品記念漫画。
「うんこのいけにえ 80's Osaka Lowteens Shit Massacre」

↑もうこのページ、現在はペン入れとっくに終わってます。

兎に角、早く仕上げるよう急ぎたい。今月ももう1本描きたいし。新しいネタのネームもやっておきたいし。イラストも描きたい。
今年こそは、アックスにも投稿したい。本年度のアックスの新人賞の審査員は根本さんとみうらじゅん。
賞を取るとかソレ以前に「うんこのいけにえ」をみうらじゅんに読ませてみたいwww
アックス投稿用の漫画は別に考えてあるけど「うんこのいけにえ」も一緒に送って反応を見たい


そして、忘れちゃならねぇ、次回のうんこ映画祭にも再びエントリーしたい。
今度は3分くらいのアニメがいい。
そのためにはデジタルのベンキョーもしていかんとあきまへんわ! 

ああ、ガンプラも作りたい! フィギュアも自作したい! ゲームもしたい!(最近面白いゲームなさげだけど…)