人生の半分くらいの出来事は、
タイミングなんじゃないかと思うのです。
偶然とタイミングと、そう言うものが合わさって
結果に至るのだと。
私はカメラが好きで、
今も時折相棒を持って出かけるわけですが、
それは父がなぜかカメラ好きで
カメラが幼い頃から身近にあって
更にデジカメ全盛期がきて、
更にはバイト先が半ばカメラ屋。一眼レフ。
常に後ろにレンズが置いてあって
社員さんの一眼レフ所持率が異常に高かった。
だから私はデジカメから
一眼レフに乗り換えることに抵抗がなくて
(大きな1歩でもなかった)
「一眼レフとはこう言う値段の、こう言うもの」
と、何も疑わなかったし、今もそれは変わらない。
ただ一眼レフとの出会いは全く違うところにあって
「一眼レフを使って、背景のボケた写真を撮りたい」
ずーっとそればっかり思ってた。
だから一眼レフを使いたい理由がすごく明確だった。
そんな時にバイト先で
一眼レフが身近にあったものだから、
いとも簡単に手を出してしまって、今に至る。
自分の求めている写真を撮影する為には
どんなカメラが必要で
どんなレンズが必要か、明確だったのは強みだった。
カメラとの出会い〜現在も、やはり偶然とタイミング。
ついでに私にはtattooっていうヤツが入ってる。
15歳の時、ある人のある模様がとても気に入って
「いつかこれを自分の身体に刻むんだ」って
幼いながらに決意した。
決意と言っても、妙に生真面目な部分があって
都の条例に違反したくなかった。
都の条例で、二十歳未満の未成年に
墨を入れてはいけないというのがある。
(そもそも墨を入れることが医療行為であって
医師免許を持たない人間が
その行為をすることは違反なのに
なんか矛盾してるよね)
だから、二十歳まで待って、
その時まで決意が変わらなかったら
入れようって決めた。
刺青にはデメリットが多すぎるから、
それを含めて、じっくり考える時間でもあった。
5年後、私はピアスをスタジオで開けてもらっていて
偶然にもそこは、
ピアススタジオ兼タトゥースタジオだった。
やっぱりこれも偶然だ。
そこの雰囲気がとても気に入ったから、
ここで入れてもらおうって、決めた。
デメリットのこともたくさん考えた。
でも私にとって、私個人にとって
デメリットより勝るものがあった。
「私が私でいるために」。
「この身体を支配するのは私」。
「他の誰にも渡さない」。
そんな思いと、いつか事故にあった時、
私だとわかるようにって意味でもあった。
今現在、刺青を後悔しているか?
…多少してるのかもしれない。
だけれども、そう考えるのと同時に、
入れた時のことも思い出すんですよ。
何で入れたんだっけ?って。
cause as a result.
結果には原因がある。
後悔にも原因があるんです、皮肉なことに。
そしてその原因は私が作った。
だから尻拭いは自分でしないとね。
そう、結果には常に、原因がある。