健斗達は小屋に接近し灯りの漏れる窓から中の様子を伺う。中に人の気配は無い。中の空間は健斗の想像以上に異質なものだった。健斗と雄馬でドアをこじ開け小屋の中に突入する。
二階建てのログハウス入り口から見て右側には本棚がずらりと並んでいる。左側には大量の段ボールが積み重ねられていてその段ボールからはマネキンの手や頭が見え不気味である。中には医療器具もあるようだ。注射器に医療用のカテーテルやゴムチューブ血液パックもある。そして部屋の奥には手錠をかけられ糸の切れたマリオネットの様に頭を垂れた制服姿の女の子が二人、数日前に行方不明になった神楽絵理と岩田桜子がいた。
4人は一気に駆け出し二人の安否を確認する。
「おい大丈夫か?起きろ!」
雄馬が岩田桜子の肩を揺する。息はある。だが、意識がない。催眠術か、もしくは薬品か。
「だめだ起きない。たぶん薬で眠らされてる。少し独特なにおいがする。」
健斗は冷静に考察した。