国民総節電ブームで踊るなら | ツノダ姉妹 女の人生フルコース

国民総節電ブームで踊るなら

夏に向けての節電対策に飛び付いているツノダ姉妹に追うように、世の中でも様々な節電ネタが話題となっております。

6月の衣替えをむかえ官公庁はじめ大企業でも実施の「スーパークールビズ」運動、ファミレスでの緑のカーテン・ゴーヤ栽培、土日を出勤日とする企業や、早朝出勤に加えて午後は在宅勤務も導入するなど企業など、官民挙げて節電施策ラッシュです。
国民向けには経済産業省が旗振り役となり、一般家庭で昨年より15%節電達成するとLED電球などの景品を進呈する施策を6月以降実施するとか…。

うーん、どうやら節電は国民運動化しつつあるようですね。

この時期に節電を心掛けるのは、日本人として特に東京電力エリアの住人なら当たり前のことです。至極当然、全くもって反論の余地のない正論です。
しかし、へそ曲がりの私たち姉妹は、国民運動的な正論プレッシャーのニオイを感じると、首筋あたりがムズムズしてくるのです。正論が暴走を始めて無言の押しつけという嫌な空気になっていないか、危険センサーがピコピコ鳴り始めてしまうのですよ。

たとえば、文部科学省が旗振り役の国民運動の「早寝早起き朝ごはん」。子どもの健康のために規則正しい日常生活を推奨する真っ当な正論ですが、様々な事情で毎日は実践できないママだって多いのです。しかし、国民運動と呼ばれ奨励され常識化した時、やりたくてもできない親たちにとっては、自分はダメ親だという罪悪感の元凶となり苦しみの種となります。そんな思いをした経験もある私たち姉妹は、国民運動や正論の押し付けがましさには、つい身構えますしイヤ~な印象を持っています。

節電も国民運動化したとき、日本人なら節電して当たり前、節電しないなんて非常識、ありえない、非国民…と、いつしか個々の事情も無視した暴走を始めるのではとオバサン姉妹らしく老婆心がムクムク湧いてしまいます。

節電ブームに踊るなら、踊る前に自分でちゃんと考えること。まわりに勢いに流されてなんとなく踊るのではなく、他人に強要することなく、キチンと自覚を持ちながら踊りたいと思うのです。

その上で踊るからには、せっかくなので前のめりに楽しんでいこうじゃないですか。踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃソンソン、節電祭りも踊らにゃソンソン♪

ツノダ姉妹の猛暑に向けた節電秘策はまだまだありますので、乞うご期待です!