月が綺麗ですね2 (百合姫コミックス)
月が綺麗ですね2 (百合姫コミックス)

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百合度:
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人物:
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内容:
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総合評価:
★★★★★★★★★☆

猫耳が生えた人達が暮らす同性婚が許されるようになった国で結婚した財閥の令嬢で箱入り娘の春日ちる(表紙左)と仟年堂という薬屋の女主人である東雲千里(表紙右)の2人が中心の話。

2巻では千里の抱えているものがまた少し見えてくるような話が多かったです。遠い親戚に養子に出された妹がいるとか、両親を失っているせいでちるに対して過保護だったり、父親に追いつこうと無理をして倒れてしまったり。そういうものをちるが共に抱えることで夫婦として一歩前進していくような感じです。ちるとの婚約は家柄(お金?)目当てであったかの様な会話もあって、もしかしたら次巻では少し修羅場になるかもしれません。

ちょっと気になったのは、回想シーンに出てきた千里の父親に胸があるように見えるのです。胸筋を鍛えた人にも見えませんでしたし、ぽっちゃり体型でもないのに、胸の部分が頂点の膨らみが見えます。もしかしたら、千里の両親は両方共女性で、命がけて守ろうとした秘伝の書物には女性同士で子を成す為に必要なものが書かれているのでは?と想像しました。実際どうなのでしょうか。

2巻の最後ではちるから千里に対してキスをするシーンがありますが、その流れで何処まで行ったのかがわかりにくいです。キスだけにしては余計なスペースがありますし、その先へ行ったにしては翌朝のシーンがさっぱりし過ぎています。

あくまでメインはちると千里の関係ですが、使用人であるカヨも気になる存在。ちるが実家にいた頃からの付き合いで、ちるに見つめられて顔を赤くしたり、抱きつかれて嬉しそうな顔をしています。ちる側からは当たり前のように一緒にいる人という感覚でしょうが、カヨは普通の主従関係以上にちるを大切に思っているように見えます。それが従者として当然なのかカヨが特殊なのかはちょっとわかりません。

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月が綺麗ですね1 (百合姫コミックス)
月が綺麗ですね1 (百合姫コミックス)