夕暮れが早くなりました。


春から夏に向かうとき、
全身から込み上げる喜びに対して、
夏から秋に向かうときは、
心が締め付けられる悲しみを感じます。




エアコンがいらなくなって、
今日は窓を開けて過ごしています。

部屋の中が薄暗くなるこの時間に、
まだ電気をつけず、風に揺れるカーテンを見ていると、子供の頃のことを思い出しました。




小学生の頃には近所と言えない、
隣の町内の公園で友達と遊んでいた日。

お菓子を持って、
遊具に座って食べて、ほかは何をしていたのか思い出せないけれど、
あっという間に今みたいなこんな薄暗い時間になった。
きっと秋の真ん中頃。


そうか、夕方はさよならの時間だ。

友達と。
青空と。
夕陽と。

だから、胸が締め付けられるんだね。



秋も、さよならの時間。

濃い青空や、
強烈な太陽と。
夏服や、
サンダルと。
山の強い緑や、
潮を感じる海風と。

強い生命力を感じる世界と。



…こんな気持ちにさせる季節は、
やっぱりまだまだ苦手です。