そうして、
大変な試行錯誤の上、
理論上では
【ビッグバンを起こしても飲み込まれることはない部屋】
を作ることができた科学者たち…
※『理論上』なのは、実験ができないから。
その部屋のしくみは、
私にはあまりうまく説明できる自信がなく、
実際成分などもよく知らないのですが、
いわゆるビッグバンによって空間が広がり、
広がる空間がその部屋の壁に達したとき、
壁に接している空間の面のエネルギーを相殺する性質をもつのだとか。
つまり、
部屋の中で永遠に空間は広がり続けるのだけれど、
その部屋の内部の壁は永遠に空間の広がりを抑え(正確には最端のエネルギーだけを無にし)続ける、
ということです。
さあ、
こうして、
理論上ビッグバンを起こしても大丈夫な部屋の用意は整いました。
あとは
ビッグバンをその中で起こす、という段階になりました。
この世界と同じ宇宙を作るためのビッグバンを起こすには、
宇宙を形成する基となる物質を用意することなど、
3つの条件が必要でした。
①宇宙にある全ての物質(小さな小さなたくさんの物質たち)
②ものすごく高温で密度が高い空間
③あるひとつの要素(未公開でした)
以上の3つを、
例の部屋で同時にドッキングさせると、
科学者たちの思惑どおり、
見事にビッグバンが起こりました。
ビッグバンを起こすことは、
それに耐える部屋を作るよりも、
はるかにたやすいものだったそうです。
続く…