068 「遺伝子」からイメージする本は? | 覆面の読書人

068 「遺伝子」からイメージする本は?

《イメージが結ぶ100の言葉と100の本》の第六八問です。

「これはもう、 《シャーロック・ホームズ、ヒトゲノムに出会う》でしょ」
「おお、出たなぁ」
「おうともさ」
「で、どんなことかいてあるの?この本は」
「………え?」
「いや、え、じゃなくてさ、この本には聖典からの引用とか、それっぽい表現とかはあるのか?ないのか?」
「………さあ」
「さあ、って。まさか読んでいないとか?」
「よんでねぇよ、ミステリでもSFでもないから」
「なんだよ、だらしがねぇなあ、おい」
「じゃあ、おまえは読んだのか?」
「死んだオヤジの遺言でな、読んでねぇ」
「ン?お前の親父さんと今朝挨拶したぞ」

「なんだか“酢豆腐”みたいになってきたな」

 ---------------------------


「覆面の読書人の名誉のために少々申し添えておきます。
本書の副題は-ヒトゲノム計画は何をもたらすか-となっています。
書誌的には
クリストファー・ウィルズ 著 中村 定 訳 山本 啓一 訳 ダイヤモンド社 刊
1994年01月 発行 ページ 490P サイズ 四六判  2,854円(2,718円+税)
ISBN 4-478-86008-4
残念ながら既に絶版です。
ヒトの遺伝情報物質、いわば人間の設計図を読みとってどこに何が書いてあるか探ろうというのがヒトゲノム解析計画。スパコン使いまくりの国際プロジェウトでした。本書はこの生物学上のビッグ・プロジェクトを軸にしたトゲノムに関する一般向けの啓蒙書です。なお、解読自体は邦訳が出て10年後。2003年の5月の終了しています。古い本ですが啓蒙という点では近刊書に比しても遜色はありません。
ダストカバーの探偵のシルエットがステキです。しかも、シャーロッキアンの琴線をくすぐるようなところもあるので、図書館などでご覧下さい」

ということで覆面の読書人の答えは《シャーロック・ホームズ、ヒトゲノムに出会う》です。


「なんだよ、ホームズがヒトゲノムさんに出くわす話じゃないのかい?《ホームズに会ったマルクス》みたいな」