よく「傷の無い形を・・ 」などと言われたりしますが、筆者などは相手から圧迫される碁形ゴケイになると、相手からの利き石を、一~三発足されて、それを橋頭堡キョウトウホのように利用されて負ける事が多いです。
 そうした負け碁から反省して、用心の一法として、自陣には味の悪い嫌味を残さないようにし、敵陣には利き石を足せるように心掛けると、勝率は少し上がった様です。(  「
手厚い碁」 と言われる事もあります。 )
 ちなみにプロ棋士の場合は、利かされる形を嫌うので、ラッパ継ぎとかよりも、傷の無い固く継ぐ形を好むそうです。



◆  一例


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今回の場合は、黒番が筆者です。
白さんは90と頑張って侵分ヨセにきたのですが、筆者は91の利き石を足したあとに、黒93と出を打ちました。



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白さんは、と打ってくるかと思いきや、地合い大差と考えられたのか、と丸呑みしてきました。丸呑みというのは、なかなかうまくいかない事が多い様です。

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《 変化図 》
ちなみに、本図 _ ときた場合には、こういう変化図を想定していました。
次順、白はと黒二子を取る事でしょう。
しかし、黒の狙いは、D7の白石を取る事なので・・ 

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白13とアテてみても、黒で白二子が取れます。


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実戦では両アタリの結果となり、白さんは投了されました。



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 棋譜並べにおいても、利き石を足せる手どころ ( 難所 ) を特集し、そのパターンを蓄積していく内に、段々と間違えたりしなくなり、利きを利用できる手順を発見できる様になってきます。


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 筆者の場合は、各棋譜の題名には、手どころの発生した順目と、その説明を端的に付けています。こうして、色々な手の意味を知って蓄積していくうちに、実戦において、何となく打ってみる手が少なくなっていき、どの手にも意味を込められるようになり、翻ヒルガエって、棋譜を難なく覚えたり、早く棋譜並べできる様になってきます。

 また復習時には、MultiGoというフリーソフトを用い、一手一手、カチカチとクリックして手順を進めるのでは無くて、↑↓上下キーを使って素早く見直しています。よく記憶されている問題ならば、素早く早送りしても難なく理解できるので、どれだけ記憶の確度が上がってるかの目安にもなります。