ちなみに、日本の国債の格付け評価も引き下げられ、
資金調達コストが、更に増す事となっている。

 企業活動でも資金調達能力の有無が大きく問われるのと同じく、
当然の帰着として、稼ぐ力が落ちる事となり、
国民総生産の額も影響を受ける事となる。

 また、日本の景気が悪化し続け、
日本国債の評価が落ちたままで、上がる見込みが無いという事は、
諸外国の企業からすれば、
「かつての韓国と同様に、日本の企業と取引したら、
下手をしたら、貸し倒れ & 
日本国債を買えば、大損する可能性が高まる。」
という疑惑を拭えないという事であり、
これ以上、国債の評価を下げる様な施策(シサク・セサク)は、
蛸タコが自分の足を食うのと同義である。





 日本の国債の評価が落ちた理由として、
米格付け機関スタンダード&プアーズが、
「日本政府は、赤字体質を自浄する能力に欠ける。」と言ったとされ、
更なるコスト意識の高まりと、経営的な努力が急務であり、
金や時間が乏しい以上、知恵を出すしか手立ては無い。

消費税アップについては、七割近くが反対している。
http://ameblo.jp/vegitan/entry-10880504613.html





 今の日本は、かつての商都ヴェネチアが落ちぶれるにつれ、
慌てた没落貴族が、特権にしがみ付く事に奔走し始め、
斜陽化を加速していった歴史と酷似してる気がする。





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