西郷隆盛から山岡鉄舟への言葉。


命もいらず、名もいらず、官位も、金もいらぬ人は、

始末に困るものなり。

この始末に困る人ならでは、

艱難をともにして国家の大業は成し得られぬなり。




国難に際し、
勝海舟、吉田松陰、高杉晋作、宮部鼎蔵テイゾウ・・etc.
維新前夜の頃には、そうした志士が少なからず居た。

酒の席などで、
命も欲しいし、名も欲しいし、高い位も、金も欲しい・・
という欲ボケは、たまに居たりする。

また、
「夢とかは、トコトン稼いでから言え。」という論も見られる。
もちろん、それはそれで正しいのだが、
夢さへ持たず、動きの鈍い諦観が蔓延する世相になったら、
この国は、お終いという気がする。







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