長野県の、元・県知事の田中康夫は、
県知事時代の経験と、人脈を活かして、国政の議員たちに働きかける、
影のフィクサーとして、色々と動いている。


・・・それは、さておき、


国政選挙は、まあ、この際、置いとくとして、
日本の県知事選の場合は、せめて、一年間は、その選挙区の住民として、
住んだ上で、その地が抱える問題や、事情に精通してから、
選挙で立候補すべきと思う。



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イギリスでは、落下傘候補の事を、
carpet baggerカーペットバッガーと呼ぶ。

アメリカの地方選では、
その立候補したい、選挙区内において、
三ヶ月以上、住民でなければ、
立候補をすることが出来ない。

 日本も、そうした法改正が必要だろう。
・・もう改正されてるのか、そこまでは知らないが・・


ちなみに、
田中康夫が、県庁の重職に、挨拶まわりに行った時に、
重職の一人は、名刺を受け取った直後に、
「もう、いただいた以上、この名刺はどう、してもいいでしょうか ? 」
ヤッシー君「ええ。もう差し上げたモノですから、どうされてもいいですよ。」
その重役は、田中の目を、強く見つつ、名刺を、縦に折り曲げた。
田中は、したたかな微笑と、無言の圧力で、それに応じた。
その後、田中は、意外な程の老獪さ、古狸フルダヌキ振りを見せて、
脱ダム宣言や、ヤッシー君のマスコットで、
長野県の農産物や観光をアピールするなど、県政を切り盛りした。
今の宮崎県知事の、東国原英夫も、かなり参考になった事だろう。


また、最近は、政治家の人も、ブログを書いてる事が多く、
どんな発言や実践をしてるか、分かる事も多い。
米大統領の、オバマ氏も、ネットの活用に長けた一人である。
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別の話題として、
今回の、参議院選の、民主党の大敗を、不思議と言い当てた人が居る。
その人が言うには、
「日本人は、旧ソ連の様な、旧江戸幕府の様な、旧日本軍の様な、
一党独裁の政治に、アレルギーを持っていて、
一極に、力を集中させるような、政治的な動きには、敏感に反応する・・
つまり、民主党は、負ける。・・・
と、予言していた。

・・・
私は、内心、ドキッとして聞き,それも有り得るな、と思い、
何も言えなかった。


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