忘れない内に、書き留めてみる。




直売所ブームという事で、
利益率の高い敷地面積→小型の直売所が、
某所にオープンした事がある。


しかし、二年ともたずに、あえなく撤退。
何か問題でも有ったのだろうか。









店前通行量は、まぁまぁ良かったのだが、
それでも、この店への客足は伸びなかった。


すぐ一km もいかない場所には、
とにかく食品も安い店舗が有り、
《 割安感を期待して・・ 》の、直場所の顧客数を、吸い取る格好になっていた。

駐車スペースも、こちらの方が広くて便利だった。









商品ニーズの研究が、いまいち不足していた。


何か、知的好奇心なり、地域復興、食育への取り組みなど、
小さなパンフレットなり、P O P で二~三行書いてみるなどすれば、
顧客から、「へ~、これって××ですかぁ。ふ~ん。」
などと、常連客との話のタネになるのだが、
店員は、どうもお役所的で、表情が固く、
警戒するような目の色が少し有り、
話しかけたくなる様な、柔らかい雰囲気は無かった。

また、総じて、商品~店員に関して、面白みに欠けていたのは否めない。








掃除も、及第点では無かった。


繁盛店ならば、「これだけ忙しければ、少し店が汚れてても・・」
と、私などは納得する向きも有るが、
暇な店舗なのに、
棚の、床の、ガラス窓、駐車場の隅などが、
《 まぁ、この程度に掃除しとけば、ごまかせるだろ。 》とでも感じさせるような、
微妙に汚れてる状態だった。


・・・他にも、色々と目に付く部分が多くあり、
総じて、店舗運営に関しては、素人レベルだと感じた。






《 チリも積もれば、山となる。 》
という言葉が有るが、色々と、不十分な点が積み重なっていくと、
悪印象も、店員が思ってるよりも、客側に悪く思われてしまうという、
典型的な例に感じた。

ちなみに、ヨーカドーグループは、
「品揃え、接客、鮮度、掃除」に重点を置いてるようである。
もっとも、こんな基本的な事項は、旧ダイエーのオーナー、中内氏が、
徹底させていた事でもある。