中国国内での、工員の工場は、月給 一万二千円 程度との事。


「では、食料も中国に作ってもらえば、安上がりで、いいのでは・・・? 」
「食料確保の、チャンネル数を、もっと増やして、有事に備えるべきだ。」
という論も、何十年も前から有って、正論ではあるのだが、
問題は、そう簡単では無い。




仮に、日本が、このままズルズルと、国家破綻の方に向かい続けた場合、
借金を返すために、造幣局がドンドン、お札を刷る事になる。

つまり、紙幣の価値は、有って無いようなモノとなり、
物価はドンドン上がり、ハイパーインフレとなる。

こうなると、輸出産業で成り立ってるはずの国なのに、
《 あの国は、貨幣価値がメチャクチャだ。 》
《 あの国の企業と、取引すると、倒産したりして、売掛金が回収出来ない。 》
・・・などと、国際的な信用は、失墜し、
他の国は、日本の製品を買ってくれなくなる。




経済破綻した国の、共通してる特徴として、
まず一番に困るのは、《 食糧 》と、《 燃料 》が、高くて買えなくなる事である。

( 戦争・・では無く、食糧暴動は今も起きている。 )

これは、実質、給料を、三割、四割と、削られていくような事態である。

そうした経済破綻に際し、
国の発行紙幣では無く、国民自らの地域通貨のような、独自の貨幣が生まれた例もある。
( 物々交換を便利にした様な、独自の券 )




まぁ、食糧の自給率の改善とか、耕作放棄地の回復など、
近年の食糧暴動を見ても、手を打っておくべき事柄である。

荒れなければ、田んぼに水を入れておくだけでも良いのだ。
少量、マコモタケやら、稲科植物を生産してもいい。

まして、この日本国民の胃袋を満たすには、一朝事、有った場合、
本当は、国内の耕作地の面積は、全く足りていないのである。




せっかく輸出で稼いだ貴重な外貨・・
これは、有効に使いたい。

日本国民は、できるだけ、国内の中小企業の商品や、
国内農家の農産物を買うように心掛ければ、
その結果として、
消費税などの税収の総額も、いくらかは上がる事になる。

また、
田舎の実家がシッカリしてくれれば、
それは、社会的なセーフティ・ネットにもなる。

田舎のジィヤと、バァヤが、畑や中小企業で、軽い作業をしてくれれば、
寝たきりの率も減って、ピン・ピン・コロリ・・となって、
社会問題となってる、医療費も削減できる。




「農家は、儲けすぎだ。」
「 農地は、宅地や道路に回すべきだ。 」という論が有るには有る。

そうした農家は、商業や工業と連携していたり、
コスト削減に成功したり、
農家同士の連携で、大店となった様な、ごく一部の農家に過ぎない。

農業は、基本的に採算性が最悪の職業で、
辛く、苦しい毎日を送っても、儲けは少ない事が多いのだ。




ちなみに、
キューバも同様の危機を迎え、
食品スーパーなどの、流通の中間マージンによる、価格の上乗せ分ですら、
キューバ国民には辛くなり、
もぎ取り形式の小農園が、多数、作られた。

日本でも、ぼつぼつと、同様の形式の、野菜農園が生まれている。
( 果樹園に併設してる例も有る。 )









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