【前回までの堆肥化】

昨日の分↓
http://ameblo.jp/vegitan/entry-10134922097.html
庭の一角



前回、土台となる部分を完成させました。
庭土+以前に作った堆肥(種菌が宿っている)+炭(有用菌の住処)
・・といった段階までは進めてました。



              ◆

【今日の堆肥化】


堆肥資材に、青草



今日は、ホームセンターで、一袋 三百円の腐葉土 × 三袋を投入し、
よく庭土と混ぜ、好気性菌(生きるために空気を好む菌)と有機質の増量を行いました。


手順 1

そして庭内の軟弱な葉や青草、余ったハーブなどを、手でちぎりつつ収穫し、
写真にある「ホー」(和名・立鍬)で、さらに裁断し、乾き気味の庭土と混ぜて、
踏んだり、耕したりして、内部の水分を追い出しました。
私は、二時間ほど放置しましたので、充分、内部の水分は抜けてるでしょう。
野菜残渣は、カットしてから天日で一日干す位で、丁度良いと唱える識者も居ます。


手順 2


まずは堆肥区画に、薄っすらと「米ぬか」(←菌糸が旺盛に伸びるために必要)を散布し、
そこに、手順 1で作った、「青草+庭土」を、薄く広げて敷きます。
そして、その上にまた、米ヌカを薄っすら散布し、
その上に、土を薄っすらかけまして、また、米ぬかを散布します。
( 使った米ヌカの金額は、六十円ほどでした。)
こうして、「青草⇒米ぬか⇒土⇒米ぬか⇒青草・・・」と、サンドイッチの層を形成していきます。
最後に、土を薄めにかぶせて、「山状」に盛り上げれば完成です。

薄い層を重ねるようにした理由は、そのほうが米ヌカの層が数多いため、
地温の上がり具合が良好と考えたからです。(経験則)




手順 3

水分保有率(含水率)は、若干湿ってる程度までに留めておかないと、
空気が嫌いな、「嫌気性菌」が繁殖し、腐って腐敗臭がしてしまいます。
こうなると、失敗です。
乾き気味にしてると、温度上昇が止まるので、そこで始めて水分補給するのが良いでしょう。
ちなみに、人の「オシ●コ」は、窒素やミネラル補給の点からしても、堆肥には最適だそうです。

(  人糞ジンプン利用は、寄生虫や肝炎の蔓延防止のため、日本では禁止されています。
 最近、寄生虫の健康被害が出始めてますが、
 獣フン利用の未熟堆肥が原因の一つという説も有ります。)

含水率を一定とするために、ブルーシートをかぶせ、丸石で重石をしておきます。


(追記)
この後、一週間もせずに、緑色の葉は褐変してました。
温度も人肌ほどに上昇していました。
来春には充分に、表面施用できそうですwww


【蛇足】

畑の一角にて、粉砕処理などせずに、
ただ単に、収穫後の茎葉を積み入れてる人もいるようですが、
これは、内部の水分が高くなりすぎ、下の方や内部は、嫌気性菌のみが繁殖し、
単に腐らせてしまうだけになってしまいます。