たばこ税、消費税論議で、増税反対を唱える人は多い。
( ↑実際問題としては、早めに増税して、利子分だけでも素早く返していく方が、
国民の苦しみは軽くて済む。
円はドルとは違って、世界の基軸通貨とは言えず、
日本はアメリカの真似をして、どんどん借金を膨らませるのは危険過ぎる。)
「こういう歳出のシステムにすれば、税はそんなに必要無い。」
「こんな無駄使いをやめたら、財源はこれだけで足りる。」
というような、具体的な根拠を立て、細かな数字も合わせて、
それが継続可能な案なのか、しっかりとした議論が出来ていれば、
与党が「重税」と唱えても、いくらか理解されるかも知れないが、
そうした議論が充分に為されているようには、到底思えない。
◆
では、今後の見通しとして、
行政の収支は、どうなっていくのだろうか ??
( ↓以下は、大げさな誇張では無く、控えめな数字である。)
自民発足の、「無駄遣い撲滅プロジェクトチーム」の試算では、
頑張って、公務員関連の無駄金を削減したとしても、
毎年、たかだか全体で 2000億円程度の削減に過ぎない。
それに比べて、
社会保障費の伸びが、2015年 116兆円 2025年 141兆円・・と、
恐ろしく膨らむ事に対して、
「焼け石に水」程度の効果としか言いようが無い。
( 自民 「財政改革研究会中間とりまとめ」 より )
また、天下り先の公的機関に、
毎年一兆円以上も税金を投入するのはどうかという意見も有る。
( 民間企業のように、経営権が無い組織のために、
コスト意識や、経営感覚が欠如した結果になる事が多い。
第3セクター問題、郵便局の かんぽの宿など。)
◆
自民党は、ねじれ国会での追求や、国会運営の空転を受けて、
衆議院、参議院と二つに分かれてる院を、一つの院にするという、
「国民議会」を創設させようと画策し、
議員連盟を発足させ、静かに水面下で行動している。
この「国民議会」が完成した場合は、
政治家の持つ、自浄能力、自己チェック機能が、さらに弱まっていく事となろう。
つまり、他国に見られるような、
「二大政党制」等の、チェックシステムが機能しなくなった場合は、
自民与党が、野党から連日に渡って、
ズタズタに切り刻まれかねない程の、「数々の失策」の責めを追求される事が無い。
また、将来世代への恐ろしいほどの、「巨額の負債」の責めを追求される事が無い。
つまり、自民党は、「チェックシステムの構築」を封じようとしているのだ。
こういう「国民議会」の様な、「一党独裁」支配の体制となると、
独裁者の支配が強固になり、集権国家となっていく。
「有事の際には、それ位でなければならない。」いう論も、一理は有るかも知れないが、
第二次大戦当時、様々な政治家や財界人が、理詰めで反対の意を唱えたのに対し、
少壮軍人のテロ+時代の重苦しい空気によって、
実質的に、反戦論は言えなくなってゆき、戦争に突入する事となったのである。
自由に批判も出来ない社会は、盲目的で、恐ろしいのである。
( ↑実際問題としては、早めに増税して、利子分だけでも素早く返していく方が、
国民の苦しみは軽くて済む。
円はドルとは違って、世界の基軸通貨とは言えず、
日本はアメリカの真似をして、どんどん借金を膨らませるのは危険過ぎる。)
「こういう歳出のシステムにすれば、税はそんなに必要無い。」
「こんな無駄使いをやめたら、財源はこれだけで足りる。」
というような、具体的な根拠を立て、細かな数字も合わせて、
それが継続可能な案なのか、しっかりとした議論が出来ていれば、
与党が「重税」と唱えても、いくらか理解されるかも知れないが、
そうした議論が充分に為されているようには、到底思えない。
◆
では、今後の見通しとして、
行政の収支は、どうなっていくのだろうか ??
( ↓以下は、大げさな誇張では無く、控えめな数字である。)
自民発足の、「無駄遣い撲滅プロジェクトチーム」の試算では、
頑張って、公務員関連の無駄金を削減したとしても、
毎年、たかだか全体で 2000億円程度の削減に過ぎない。
それに比べて、
社会保障費の伸びが、2015年 116兆円 2025年 141兆円・・と、
恐ろしく膨らむ事に対して、
「焼け石に水」程度の効果としか言いようが無い。
( 自民 「財政改革研究会中間とりまとめ」 より )
また、天下り先の公的機関に、
毎年一兆円以上も税金を投入するのはどうかという意見も有る。
( 民間企業のように、経営権が無い組織のために、
コスト意識や、経営感覚が欠如した結果になる事が多い。
第3セクター問題、郵便局の かんぽの宿など。)
◆
自民党は、ねじれ国会での追求や、国会運営の空転を受けて、
衆議院、参議院と二つに分かれてる院を、一つの院にするという、
「国民議会」を創設させようと画策し、
議員連盟を発足させ、静かに水面下で行動している。
この「国民議会」が完成した場合は、
政治家の持つ、自浄能力、自己チェック機能が、さらに弱まっていく事となろう。
つまり、他国に見られるような、
「二大政党制」等の、チェックシステムが機能しなくなった場合は、
自民与党が、野党から連日に渡って、
ズタズタに切り刻まれかねない程の、「数々の失策」の責めを追求される事が無い。
また、将来世代への恐ろしいほどの、「巨額の負債」の責めを追求される事が無い。
つまり、自民党は、「チェックシステムの構築」を封じようとしているのだ。
こういう「国民議会」の様な、「一党独裁」支配の体制となると、
独裁者の支配が強固になり、集権国家となっていく。
「有事の際には、それ位でなければならない。」いう論も、一理は有るかも知れないが、
第二次大戦当時、様々な政治家や財界人が、理詰めで反対の意を唱えたのに対し、
少壮軍人のテロ+時代の重苦しい空気によって、
実質的に、反戦論は言えなくなってゆき、戦争に突入する事となったのである。
自由に批判も出来ない社会は、盲目的で、恐ろしいのである。
