インドと中国に挟まれたチベット。

長野の聖火リレーでは、
卓球の福原 愛選手が走ってる時に、
一人が、襲撃してきた。
福原選手は余りに驚いて、一瞬 泣き崩れるかのような、
こわばった恐怖の表情を見せた。

長野駅前では、萩本欽一さんに対し、
モノが投げつけられた。

逮捕者は六人。
襲撃者の絶叫

「 チベットに自由を ! 」
「 Free Tibet !」

                  ◆



長野の人々の様子は・・・

騒動の有った所での人々の反応は、
「・・何て 聖火リレーだ・・」といった様子で、
ツバでも吐きかけたくなるような、険悪な雰囲気と表情に満ちた。
この日の 中国人側とチベット側の争いでは、流血した人も居る。


その他の沿道では、
ほぼ七割以上の人は聖火を見られるという喜びと期待感に、笑顔が見られたが、
聖火が近づく頃は、一触触発のような 異様な緊張感が漂う事に。
警官の目は鋭い威嚇に満ちていた。

聖火が通り過ぎたあとは、
「ここは、何事も無かった」と 笑顔がほころぶ姿も見られた。



                  ◆


上空はバラバラとヘリコプターの羽根の音。

警備人数は、約三千人。沿道の見物人は、約八万五千人。


沿道には、オリンピック旗。 
オリンピック旗



中国旗も多数見える。
脇の歩道では、聖火と並走する形で、
中国人の一団が 「 チャーヨ ( 加油 = ガンバレ ) 」の合唱を繰り返している。
中国旗



沿道の人だかりには、妙な緊張感が立ち込める。
沿道の人だかり




警官達も並走。
警官も伴走



写真には写ってないが、オレンジ色の聖火が燃えている。
オレンジ色の聖火は写らず



行進の後姿
行進の後姿



その後ろを固めるかの様に、中国側のバスが続く。
後ろからは中国側のバス



近くの神社で、平和祈願。
神木にはシメ縄が。
近くの神社で平和祈願



                  ◆

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                  ◆

【追記】

暴力や力に踊らされた人間は、
いずれ、暴力や力を頼みにする様になります。

そのうちに、
「何だオマエ、ノンポリか ?」
と言っては 攻撃を仕掛け、
自らの攻撃性や残忍性を肯定し、
その上、何ら反省すらせず、
より過激に行動するようになります。
かっての日本の学生もそうでした。



↑こうした著書を読んだとか、
現場を見た人間で無いと、
そうした嫌悪感のカタマリのような対立感情は、
芯から理解出来ないようです。




「チベットの人々は、本当に苦しんでいるんだ・・」
 と言い、泣き崩る姿がテレビで流されました。

長野聖火リレーに乱入し、
逮捕された元チベット人・現台湾国籍42才の男の言葉です。