紹介記事など・・



徒然草 第百九段 高名の木登り

( 高い木より ) 降るる時に、軒高ばかりになりて、
「過ちすな。心して降りよ」と言葉をかけ侍りしを、
「かばかりになりては、飛び降るるとも降りなむ。
 いかにかく言うぞ」
 (中略)
「過ちは、やすき所になりて、必ず仕ることに候ふ。」

( "いっくら何でも、もう大丈夫だろう・・"と安心した時こそ、
 過ちが発生する・・という意味だろうか。)



       ◆


わたしの場合は、疲れ・眠気・不注意・
ナレから来る飽き・焦りなどが引き金となって、
「そろそろ幕切れかな・・」という最後の最後の場面になってから、
思わぬ事態に陥いる事もある。

そうした 手馴れた場面でこそ、
熟考して 事にあたらねば過ちを犯すと思った次第。

       ◆

・・そういえば、
『 賢さを求める事よりも、 自分の愚かさを学ぶ事が大事・・』
とかなにか、そういう主旨の言葉を聞いた記憶が・・・

徳川家康は、
『 勝ち ばかりを知りて、負け を知らざれば 害 その身に至る。』
と遺訓を残している。


とりとめが 無くなってきたので、〆シメ・・・



ヘタな人生論より徒然草/荻野 文子

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