ad:tech tokyo2012と2つ感じた事。 | ベンチャー企業の元役員のアメブロ

ベンチャー企業の元役員のアメブロ

渋谷のベンチャー企業の子会社2社の役員をしていました。

今週、東京国際フォーラムで開催された国際デジタルマーケティングカンファレンスのad:tech tokyoですが、当社CyberZとしては昨年に続きブースを出展し、私個人としてはセッションで登壇いたしました。

◆出展ブース◆

~宇宙船のようなCyberZのブース~

CyberZで働く取締役のアメブロ-ad:tech tokyo

~1回目のブースセッションはUSよりChartboost社を招いて行いました~

$CyberZで働く取締役のアメブロ-ad:tech tokyo

~2回目のブースセッションはUSよりTapjoy社を招いて行いました~

$CyberZで働く取締役のアメブロ-ad:tech tokyo

◆登壇セッション◆

THE モバイル革命:モバイル/タブレットにおけるブランドマネージメント戦略とは
The Mobile Revolution: How Mobile & Tablet Have been Impact to Brands

革命ならぬ帝国のマーチのイントロダクションに始まりモデレーターのニューバランス鈴木さんによるスターウォーズになぞらえたファシリテーションの非常にユニークなセッションでした。

私も皆さんのスライドや音楽や演出などの全体像を見るのは当日が初めてだったので(予定調和にならないようなセッションにしようと皆で話していたため)テンションもまた変わりましたw

セッションの内容はYahoo!ニュースにも取り上げていただきました。

$CyberZで働く取締役のアメブロ-ad:tech tokyo

$CyberZで働く取締役のアメブロ-ad:tech tokyo



出展ブースも想定以上に多くの方に来ていただき、非常に盛況でした。

セッションもこういった大きな場で私は初めて立たせていただきましたが楽しく、リラックスしてできました。
本来はもっとお話したいことがあるのですが、限られた時間でのプレゼンはなかなか難しく、広告主をはじめとする広告・テクノロジー業界の方々とこういったセッションだけでなく対話を増やしていきたいと思いました。


そして年に何回もないカンファレンスなので個人的な感想を2つ。

商談スペースを見て感じたこと

昨年の11月に私がad:techNYに行ったとき、商談スペースでほぼ一日中商談をしていました。
セッションは別のメンバーに参加してもらいレポートまとめてもらい、米国の主要なネット企業が一堂に会する場はこれほどにないと思い、カンファレンス期間以外にも商談をしたので合計40社くらいとは名刺交換をし対話し、具体的な商談は15社くらい行いました。

各々カンファレンスに参加する目的は違うとは思いますが、日本の商談スペースを見ていると商売の話をガシガシしている数は私の印象だと少ないなぁ、なんて思ったので私が言うのも大変おこがましいですが、せっかくこのような一堂に会する場なので日本ももっと商談数を増やしていきたいと思いました。

日本人は配慮か遠慮かわかりませんがビジネス交渉にとっては遠回りな交渉をすると言われたことがあります。
日本人が様々な場面でもっと交渉が多く発生すればさらに経済活動が盛んになるのではないかと感じました。


ちなみにうちの場合はビジネスがスマホなので、主に仕入れや、OEMで日本でできるかとかです。
代理事業なので、顧客(広告主)がある程度明確なので、メディアやサプライヤーと話して商売になりそうであれば、いくら(¥)商売になりそうか、ほぼストレートに話しています。(普通っちゃ普通なのですが、日本では案外遠回しになる時が多い)
その後スケーラビリティや障害等も話す感じです。


広告主と代理店フロントラインのギャップ

私は昨年から市場のハンズオンをすべく、いくつかの場に参加するようになりました。

iMedia Brand Summit JAPAN2011@沖縄、ad:techTOKYO2011(CyberZブース出展)、ad:techNY2011、iMedia Brand Summit JAPAN2012@和歌山、ad:techTOKYO2012(CyberZブース出展、セッション登壇)、ad:techNY2012(CyberZブース出展予定)

どこにニーズがあり、どこにボトルネックがあり、どうすればそれが解消や解決されるかをガチで見極めて、実践に活かしたいと考えています。日本だけドメスティックに見るのではなく、国内外俯瞰して相対的に大きな石となる判断をしていきたいからです。

そういった中で様々な企業の方々と会話を重ねるうちに特に「広告主と代理店のフロントラインのギャップ」を感じることがあります。

広告主は自社の売上や施策の向上のために日々貪欲なまでに探求し、蓄積し、改善を繰り返し、続々と登場する新しいソリューションも何がしかの形で取り組みたいという姿勢が本当に強い。

フロントラインは「(自身の)売り」の意識が強く(もちろん大事ですが)、「ソリューション」意識が欠如してしまったり、「マルチデバイス」や「テクノロジーの進化」に対して広告主よりキャッチアップが遅れたり、そういった場面を散見しますし、実際に広告主からはそういったフィードバックもいただくことも少なくありません。

代理店としてこのフロントラインのギャップというのは深刻であり、真価が問われる時期にきているのではないかと感じています。

前にもブログに書きましたが、「代理事業の意義」というのを考えさせられます。

諸々私自身、弊組織もできていないことだらけですが、まずはできることからしっかりやっていきたいと思います。

陰気くさい締めになってきましたが(笑)、非常に前向きにな内容であり、引き続きハンズオンし、課題解決やソリューションを提供していきたいと思います。

来月11月のad:tech NYにもF.O.Xを起点に出展しますのでよろしくお願いします。