こんにちは、ゆきです。
  先週の日曜日、枝豆の収穫に行ってきました。   以前このブログで紹介した、大阪府八尾市の「ゆうき農園」さんです!



  取り寄せた枝豆のあまりのおいしさに、どれだけ強いこだわりと探求心を持って枝豆を作り続けているのか農家さんから直接お話を聞いてみたいと思っていたのですが、その機会はすぐに訪れました。
  所属している野菜ソムリエのコミュニティから、ゆうき農園さんでの枝豆収穫会の案内メールが届き、即参加を決めました。(野菜好きが高じて、野菜ソムリエの資格を取ってしまったのです/笑)


  連日続く猛暑。収穫会の日も例外ではなく、最高気温は36℃近くありました。待ち合わせ場所の近鉄恩智駅に到着した10時の時点でかなり暑い...。

  駅から徒歩で、ゆうき農園さんに向かいます。近くを国道170号線が走っていて車通りがかなり多い。住宅街に入って、こんなところに畑があるのかとキョロキョロしながら歩いていると、10分ほどして倉庫があるゆうき農園さんのご自宅に着きました。

  参加者はコミュニティに所属している野菜ソムリエやその家族、友人など20人弱ほど。子どもたちは暑いのに元気です。
  子どもにとって土や野菜など自然に触れることはとても良い体験だと思うので、こういう機会は貴重ですね。

  農園の代表である結城拓也さんから、収穫の仕方や注意事項など説明を受けます。
  結城さんは物腰が柔らかく穏やかで、優しい笑顔がすてきな人という印象で、とても強いこだわりを持った方だとは想像がつきません。

  枝豆畑には蚊が多いので虫除け必須であること、またカメムシもたくさんいるので潰さないように気をつけることといったアドバイスを受け、ちょっと気が滅入りつつも(←虫嫌い)さっそく畑に向かいます。



  枝豆畑はご自宅から歩いて5分くらい、住宅街のど真ん中にありました。さほど広くなく、ここ以外にも同じような畑が何ヵ所かあるそうです。綺麗な緑色に心が和みます...。

  さっそく収穫を開始!綱引きのように枝を根っこごと引き抜くと教えてもらったのですが、案外簡単に抜けました。
  カメムシが付いていないか見ると...やっぱりいるー(泣)。枝豆と同じ緑色なので、同化してわかりにくい💦潰すとイヤ~な臭いを発するので、枝を振って振り落とします。後ほど、葉を取り除く時にしっかりチェック。枝豆と一緒に持ち帰りたくないですからね(苦笑)。





  敷地の半分ほどは収穫が済んでいて、残りは一度にまとめて収穫するそうです。軽トラックの荷台がいっぱいになるくらいの量だとか。素人からするとげんなりしてしまいそうですが、結城さんやスタッフさんの手に掛かればさほど時間はかからないのでしょう。お手本を見せて頂いたのですが、とても手早い、鮮やかな収穫捌きでした。


  収穫はすぐに済んだので、倉庫に戻って結城さんから八尾えだまめの説明をして頂きました。

  収穫時期は、ハウスもの5月中頃からで、7月と8月が露地もの。種はそれぞれ違うそうです。
  品種は「えぞみどり」。鮮やかな濃緑色の大さやで、鮮度、風味、芳香ともに優れているのが特徴です。

  収穫する時間は朝の4時。日の出前の時間帯が最も糖分が蓄えられて一番おいしい状態なのだとか。収穫後は選別し5℃の冷蔵庫で保管して、その日のうちに出荷されます。

  カメムシが多発するので、どうしても農薬をまかざるを得ないのが難点。一般的に3回くらい撒くところを、ゆうき農園さんでは1回だけと、農薬の使用は必要最小限に留めているそうです。

  こうして生産者から実際にお話を伺うと、食品を作ることの大変さを知ることができる上、その食品への安心感を持つことができます。
  「生産者の顔が見える」というのは顔写真を見て安心することではなくて、生産者がどういった思いや方法で食品を造っているかを知ることだと思うので、これからも機会があれば製造現場に足を運びたいです。






  説明のあと、脱さや機と枝豆選別機という機械による作業を見せて貰いました。
  収穫した枝豆を、枝ごと脱さや機に入れて、さやを枝から外します。さやは枝豆選別機にかけられ、未熟なものや、実が入っていないものを除外します。実の数によってA級品・B級品に分けるそうです。(ちなみに4個入っているものはレアなのだとか。)
  ゆうき農園さんではこの作業を、一日に100㎏くらいの量を4~5人がかりで行うそうです。
  朝の4時から収穫して、機械で選別して、冷蔵保存してその日のうちに出荷...私たちの手元に届くまでにこれ程大変な作業をされていると思うと、有り難みを感じずにはいられません...。


  収穫会は2時間の予定でしたが、暑さのため1時間で終了。
  帰り際、結城さんに今日のお礼と先日お取り寄せした枝豆の感想を伝えました。7月の始めにお取り寄せしたものは、この日と同じ露地ものだけど苗(種?)が違うので味わいも変わるそう。露地ものとハウスものとでも違うので、来年はハウスものも食べてみたい...。そして春先には「八尾の若ごぼう」の収穫会が!来年にまた楽しみが出来ました♪

  皆さんも是非、お気に入りの枝豆を探してみて下さい(^^)