夏野菜も出始めて賑やかになってきましたね~!!この時期におすすめのお野菜をご紹介したいと思います
トウモロコシで甘さを求めるならば断然に「嶽きみ」という品種なのですが、東京の市場ではあまり入荷されていないので、次にお薦めしたいのが「ミルフィーユ」という品種です。
バイカラー種です。トウモロコシは収穫してから鮮度が落ちてくる野菜なので、購入したらすぐに茹でて下さい。茹でた後にラップで巻いて冷凍保存もできますので早く茹でちゃってくださいね
他の時期にもありますが大長ナスという長いナスがあります。
これは柔らかいので輪切りにして天麩羅にすると人数分取れますし、飲食店などで夏野菜カレーなどを提供する時に素揚げにしても良いと思います。長い物だと60cmくらいの物もありますから1本でかなり数を取ることができます。
冬瓜です。冬瓜には大きく分けて2種類あるのですが、オイラが子供の頃に近所の畑で栽培されていた物は南瓜のような形で白い毛が生えている物(本州系)でした。今も個選農家さんが市場に持ち込んだりしていますが、下売り対象です。共選で入荷されるのは琉球系と呼ばれるラグビーボール型の物が主流です。
古い八百屋さんの知恵袋で聞いた話ですが、夏場は冬瓜のお味噌汁を飲んでいると、夏バテしにくくなるそうですよ
三浦半島産の南瓜です。日本に流通しているカボチャの大半はニュージランドやメキシコからの輸入品が多いですが、今の時期だと近在の物も出てきますので、貴重な国産カボチャを食べるのに良い時期です。国産カボチャの出始めは沖縄や九州産の物になりますが、お値段がお高いので近在の物の方がリーズナブルだと思います。
煮物や、天麩羅、スープなど色んな料理に使用できますね
赤紫蘇は個選農家さんの場合、このような裸で入荷されますが、暑いと蒸れてシナシナになるので共選の袋入りの物の方が鮮度は良いです。
赤紫蘇でジュースを作るとサッパリして美味しいのでお薦めですこの赤紫蘇ジュースの砂糖を減らして濃い目に作り、料理の調味料や麺つゆに入れたり、焼酎で割って飲んだりしても美味しいです
先日、ご紹介したジャガイモですがコチラはC品になります。
見ての通りサイズもバラバラだし、傷などもありますが、同じ品種のジャガイモですから味は同じです。飲食店などでコロッケにしたり、ポテトサラダなどに加工するならば正品よりもリーズナブルでお得です
袋入りなので移動したりすると当たって傷みやすくなるので、出始めの時に購入してすぐに使用した方が良いです。
仙台の「みょうがたけ」です。通常の茗荷とは違って細長いですが、茗荷の若芽なので味は同じです。
使用用途は薬味でも、サラダでも、天麩羅でも、炒めても良いですが、個人的にお薦めなのは豚バラ肉をクルクル巻いて、軽く塩・コショウしてフライパンで焼くお酒が進みますよ
ちょっと変わった物では「黒あわび茸」なんていうのも出ています。
ヒラタケの仲間なので色んな料理に合いますが、油との相性が良いので牛肉と炒めたりすると美味しいです。名前のように鮑に見立ててオイスタソース煮なんていうのも面白いです
最近、知り合いの農家さんも色んな野菜を栽培している人が増えています。先日は農家のおばあちゃんに「ビーツっていうの作ったんだけど、どうやって食べるの」と聞かれました。サラダでも良いし、炒めても良いし、一番有名なのはロシアのボルシチっていうシチューだろうね~と答えておきました。
でもビーツってどこに売るのかなおそらく市場に出しても、売れないような気がします。直売やマルシェなどでは食べ方や栄養価などを謳って販売する事もできますが、市場って変わった商材はあまり売れません。
トレビス(ラディッキオ)なんかも作っている方がいましたが食べたら「苦くてマズイ」と言っていました(笑)なので苦いけど胃腸に良いし、血糖値上昇を抑えたりもする効果があるし、色んな野菜とサラダにして甘めのドレッシングをかけるとか、ゆで卵を潰してマヨネーズと和えた物で混ぜると食べやすいよ~と教えてあげました。
他にも色々ありますが、変わった野菜を栽培して販売したい農家さんは、その食べ方や効能を調べてPOPなどで宣伝すると売れやすいかもしれませんよ
あと納め業者さんにたま~に洋食屋が「シャンピニオン」なんて注文を入れたりしますが、マッシュルームの事をフランス語で「シャンピニオン」っていうんですが~納め屋さんの知識を試しているのかちょっと意地悪しているのかあちこち回って「シャンピニオンっていうのある」って探して回っている気の毒な人がたまにいるので意地悪はやめてあげて下さいね~
他にも美味しい野菜がいっぱい出てきたよ~
旬の野菜をおいしく食べよう!!
オクラって実を食べるのが一般的ですが、花が美味しくなるように品種改良された「花おくら」っていうのがあります。オクラの花を甘酢漬けやサラダで食べるのですが、ハマっちゃう人もいるほど美味しいので興味のある方は家庭菜園で栽培してみてはいかがでしょうか