みんな耕し過ぎ… | 化学肥料と農薬に頼らず自然でやさしい美味しさに育つ『炭素循環農法』で野菜を栽培している農家のブログ

化学肥料と農薬に頼らず自然でやさしい美味しさに育つ『炭素循環農法』で野菜を栽培している農家のブログ

2013年7月から近所の耕作放棄地を再生して、農薬や化学肥料は使わない『炭素循環農法』で野菜をつくりはじめました。畑の様子や、無人販売の様子、野菜の作り方などを情報発信して行きます。

中村です、




あなたは肥料を買うとき何を基準に選びますか?




「何となくかな…」




「やっぱ値段かな…」




肥料の種類が多すぎて何買っていいのか


わからなくなる人も多いと思います。




肥料には大きく分けて3種類があります。




この3種類の肥料の違いを知らない人も多いです。




それが理由でダメにしている畑が多いので


あなたには今日、確実にこの肥料の違いを知って


いただきたいと考えています。




その前に、1つ質問です。




堆肥と肥料の違いはわかりますか?





「牛糞は使っているけど堆肥は使って無い…」


「鶏糞は安いからたっぷり使ってるけど…」




教室でこの質問をすると大体こんな感じで答えが


返ってきます。




回答が若干ずれています。




牛糞はどちらかというと堆肥です。


鶏糞はどちらかというと肥料の要素がつよいです。




この話をすると訳が分からなくなる人もいると思い


ますが大切な事なのでもう一度言います。




『牛糞は堆肥』


『鶏糞は肥料』




堆肥は肥料分を殆ど持ちません。


でも、堆肥は土つくりに必要不可欠です。




土にミネラルと微生物の補給をするのが堆肥です。




土が固くなるという相談を大量に受けますが


殆どの原因が堆肥の量が必要量使われていない


事によるものだと感じています。




フカフカの柔らかい土は微生物が作っています。




あなたの土には微生物が住んでいて、それが


活発に活動していれば耕さなくても土は柔らかい


状態を維持できます。




いわゆる団粒構造の土とはこの状態です。




15cmの深さで耕しても40~50cmの深さまで


直径15㎜の太さの棒が刺さる土です。




こんなこと言うと「私には無理」と思う人もいると思い


ますが、凄く簡単な方法です。




今日はこれくらいにして


明日は具体的な量の部分をお話しします。






中村 真也