中村です、
今日は土つくりの話をします。
「野菜を植える前に土を作らなきゃ」
多くの人がこう思うと思います。
私も最初のころはそう思っていました。
堆肥を土にすきこんで、肥料を元肥に仕込んで
土を被せてから苗を植えるという方法で色々な
野菜を作っていました。
野菜の本にそう書いてあったからです。
私の親も同じで、もともと田んぼだった所を借りて
野菜を作っていました。
田んぼ土は固くなるという理由で藁や堆肥などを
一生懸命土に混ぜていました。
でも、なかなか理想のやさいができませんでした。
今思えば全く逆の土つくりをしていたからなんです。
土つくりで一番失敗する原因の『発酵』と上手に
付きあう事が出来ていなかったからなんです。
土の中には微生物が住んでいます。
堆肥や藁などが土に入ると土の微生物が分解を
始めます。
これが発酵です。
これは必要なことなのですが、あまりひどすぎると
野菜に悪さをします。
その結果枯れたり腐ったりします。
今の季節のように寒い場合は発酵が緩やかなので
そんなに影響がないのですが、今している土つくりが
夏に悪さをすることもよくある話です。
これについてはかなり興味深い話なので明日にでも
じっくりお話します。
中村