決断 | 雨が降らないと萎(苗)えちゃうんです。

雨が降らないと萎(苗)えちゃうんです。

神奈川県藤沢市の最北端に位置する地域で農業を営んでる就農6年目の30代の青年たぶん。
年間通して約30品目の野菜、果物を作っています☆
地産地消を目指し、メインの直売販売のほか近隣のファーマーズマーケットにも出荷してます。
覗いていって下さい☆


どーも スーザンです🌟




今日めっちゃくちゃ寒いですね
((((;゚Д゚)))))))




風が強すぎて外の仕事にはキツすぎます。




今日も梨の剪定作業をしてたのですが、


どうにもこうにも調子が悪い気があったので、



ある決断をいたしました。





photo:01




手前の枝が黒くなっているんですけど、



これは紋羽病(もんぱ)という



病気です。








photo:02



左の正常の梨の枝で 右の枝が病気にかかった枝です。



もうすでに組織は破壊され枯れてます。





紋羽病は正式には白紋羽病といって



土壌中の有機物が腐って、梨の根っこに感染します。



感染した根っこはやがて壊死し



丈夫な根っこも生えてこなくなり、



樹自体も人間でいう免疫力が低下して


元気がなくなり全て枯れしまいます。




非常に恐ろしい非常です。



エイズみたいなものですね。



梨だとだいたい植え付け10年後の樹に多くみられる症状ですね。



しかも厄介なのは初期症状がほとんどわからず去年まで元気だったのに、今年になってその樹から収穫した梨が非常に不味くよく見たら樹が変色しており紋羽病に感染してました。




紋羽菌って山とかにもよく発見されるらしいんだけど、山の樹自体耐性が強いらしく枯れないそうなんです。


まぁ果樹は毎年実をならして、肥料蒔いて、枝を切ったりして色々と酷使してますからね。





夏に一応治療を試みたけど、時すでに遅し。





仕方ないです。






樹を切る決断をいたしました。








photo:03




12年間育てた樹を切るのって色々考え深いものがありますね。





またいい実をつけてくれる木に生まれ変わってくれることを願ってます。


とりあえず、今はこのままにしておいて、全て剪定が終わった後、根っこごと抜いて、土壌を消毒する予定です。


次に定植する樹に感染しないように。





以上です。










iPhoneからの投稿