野菜事情
野菜ソムリエコミュニティ大分のメンバー様へ
現在の天候不順による野菜高騰の現状をご報告します。
野菜事情
低温と日照不足の影響により野菜の生育が悪く、
県内でも卸値が大幅に値上がりしている。
大分地方気象台によると、県内では3月下旬から気温の低い日が続き、
今月15日には竹田市で雪が舞った。
17日は最低気温が玖珠町で氷点下1・8度(平年6・6度)、
由布市で氷点下1・4度(同5・8度)を記録し、1月中旬並みに
冷え込んだ。この寒さは今月いっぱい続く見通し。
大分市公設地方卸売市場では17日、
1キロ当たりの高値がキャベツは263円、キュウリは357円、
タマネギは147円で取引された。値上がりしてからの野菜全体の
平均単価は、前年同期よりも3割前後高いという。
このうち、大分産キャベツの今月の卸値は、平年の2倍に当たる
1キロ当たり200円台が続いている。
同社野菜部の岩尾嘉臣部長(48)は「九州の野菜は生育不足が
深刻な関東地方に流れ、その分、県内の流通量が不足している。
夏まで影響が続くかもしれない」と言う。
外食大手にも波及。ファミリーレストランは、レタスが品薄に陥り一部のメニューでサラダの提供を取りやめた。
コンビニエンスストア業界は、温かい食品の品ぞろえに各社、奔走している。
先週1週間のおでんの売り上げが前年水準の2割増、中華まんは2倍を記録した。
スーパーでは、手頃な値段で買いやすいように---野菜を半分や4分の1に切った商品を増やす工夫をしています
また、キャベツやニンジンなどの千切りをサラダ用に袋詰めした野菜を1袋100円で販売して、売れ行きが好調という。
「切る手間も省けるため、売り切れる日もある」と。
買い物客からは「このままだと買い控えを考えなければ」との声も上がっている。