5月11日、今年に入って初めての現地研修会は、菊陽町の人参圃場での収穫体験でした。
 今月は連休のためNHK文化センターの講義がお休みになったので、受講者さんにもこの催しをご案内し、希望者の方も同行の上、現地研修会となりました。
 訪れた場所は、菊陽町にある野菜ソムリエの会熊本のメンバー福島さんの圃場。
 前日は少し蒸し暑いくらいでしたが、この日はとても爽やかな風が吹き、晴天でもジリジリとした強い陽射しではない、穏やかな日和でした。
 集合場所の“さんふれあ”からマイクロバスに乗り込み、圃場へ。
 人参畑に着いた頃、菊陽町の職員の方からもご挨拶を頂き、ふと道路の方を見てみると・・・
 かわいらしい人参の着ぐるみキャラクターが圃場に近づいてきました。
 キャラクターの名前は『キャロッピー』だそうです。
 動きが俊敏な県のキャラクターくまモンと違って、先細りの人参ゆえに、歩みがちょっと遅く、またそれがとても愛らしく見えました。
 せっかくなので、参加者の皆さんと記念写真。
 参加者の最年少2歳児の坊やも突然のゆるキャラ出没に目を輝かせていました。
 福島さんが人参作りにおいて、土壌の事から収穫方法まで現在おこなっている作業のことをわかりやすく教えて下さいました。
 そして、実際に収穫機を使って人参を収穫するところを見せて頂きました。
 この機械、1人が運転し、1人が採取した人参を出荷できるものとできないもので選別するというように、2人乗りができるようになっています。
 人参を絶妙な力加減で人参を整然と引き抜いていく様子に参加者一同感動・・・。
 引き抜かれた人参は、内蔵されているカッターで葉を落とし、葉は轍の上にばらまかれるようなシステムになっています。
 8~9割がた出荷できるような人参ばかりですが、中にはこんな人参↓もあります。
 市場ではなかなか見ることのない変わった形の人参。
 生産者には見慣れた人参ですが、参加者の殆どは消費者側なので、いたってその変形した人参にえらく興味がわいていました。
 実際に自分たちの手で掘るという作業を始めました。
  参加した私たちも、人参の収穫というのは初めてですが、小さい坊やも人生初の農業体験はこの人参収穫となりました。
 大人の収穫する様子を観察しながら、より根元をつかんでゆっくりと引き上げる・・・。
 そしてうまく採れた人参を誇らしげに持っている様は、なんとも微笑ましいです。
 1人15本程採取して、収穫の記念にみんなでパチリ!
 採取した人参は、葉を落とさずに葉付きのまま持ち帰りました。
 このあと、さんふれあに戻り、昼食会と勉強会が行われました。
 この模様は、次回に続きます。
 (文責:古閑)









