野菜ソムリエコミュニティ長崎 活動報告

日時:2024年6月29日(土)12:00~
場所:長崎市桜馬場地区ふれあいセンター
内容:脇山順子先生をお迎えして野菜ソムリエコミュニティ長崎と戦時中の食卓を再現した料理と試食を行いました。



「野菜ソムリエコミュニティ長崎」と「脇山順子先生」のコラボ企画

「戦時中の食卓」料理イベント

食べ物が何もなかった戦時中の食事。種類も量も少ない食材での料理を脇山順子先生をお迎えして4品再現しました。


参加者には小さな子供たち7名もいて、にぼしを使った出汁やかぼちゃの種などにも興味
津々で、美味しい美味しい・・・と沢山食べていました。



戦時中の食材は「配給」がメインで「玄米・小麦粉・うどん・煮干し・塩・醤油・みそ・
砂糖」がそれぞれ家族の人数に対して、少ししか配給されなかったとの事。
それを補う為に、小学校の運動場でさつまいもを作ったり、自宅の庭で人参やねぎを作っ

たり、農家の人から南瓜や大根を物々交換でもらったりして命を繋いだとの事でした。





今回の戦時中の食卓では4品を準備。
あんみつは令和のデザート
①すいとん=煮干・大根・大根葉・人参入り。
②雑炊=煮干・大根・人参・南瓜・小葱入り。
③さつまいもじるこ。
④あんみつ=令和のデザート。
現代の化学調味料などはなく、全体的な味付けは、塩と醤油のみというシンプルな料理。
野菜や煮干しから出る出汁が感じられる料理になりました。

レンジでチンした南瓜の種が子供に人気(笑)



【脇山先生のまとめ】
戦時中は「勝つまでは我慢します!」「贅沢は敵」「戦争に反対する人は非国民」という
事で、子供であっても、じっと耐えるという生活でした。当時の親は、自分自身は食べな
いで、その分を子供に分け与えていたようです。栄養失調で親が亡くなったという話も・・・。

今回の「戦時中の食卓」イベントの参加者は総勢25名でした。
 ※うち子供7名また、来年の開催へ向け
て1年間準備していきたいと思います。

【投稿者】恒川雄志