最新科学の栄養学と医学が教える!ヴィーガン・ベジタリアンの健康の秘訣と注目トピック解説

最新科学の栄養学と医学が教える!ヴィーガン・ベジタリアンの健康の秘訣と注目トピック解説

病院で健康相談を担当するベジタリアン栄養学博士が科学的根拠を基に栄養学と医学的トピックをお知らせします。
みなさまの健康への一歩を応援します。

C型肝炎とは、C型肝炎ウイルスに感染することで、肝臓に炎症が起こる病気です。

 

感染すると、約70%の人が慢性肝炎へ移行し、そのまま進行すると肝硬変や肝がんに至ることがあります。


しかし、慢性肝炎の段階では自覚症状がほとんどないため、気づかないまま放置されてしまうケースも少なくありません。

日本では、肝臓がんの約60%がC型肝炎に関連しているといわれています。

 

 

 


C型肝炎の感染経路

C型肝炎ウイルスは「血液」を介して感染します。

過去には、学校などで注射針を交換せずに集団予防接種が行われていた時期がありました。
そのため、以下に当てはまる方は感染の可能性があります。

  • 集団予防接種を受けた経験がある方
  • 1992年頃までに輸血や手術を受けた方

また、頻度は高くありませんが、母子感染も報告されています。

日常生活では、他人の血液に触れないことが重要です。
そのため、

  • 歯ブラシ
  • カミソリ
  • ピアスの針

などは、他人と共用しないようにしましょう。


感染後の経過

C型肝炎ウイルスに感染すると、多くの場合はまず「急性肝炎」を発症します。

  • 約30%:自然に治癒
  • 約70%:慢性肝炎へ移行
 
 
C型肝炎の肝臓のイラスト
 

一部の人では症状がほとんど出ないまま経過することもあり、知らないうちに慢性化していることもあります。


C型肝炎の治療の進歩

以前は、C型肝炎に対してウイルスに直接作用する薬がなく、

  • インターフェロン(免疫を高める治療)
  • 肝臓を保護する薬

などが中心でした。

 

しかし現在では、ウイルスに直接作用する「抗ウイルス薬(DAA)」が登場し、
90%以上の確率でウイルスを排除できるようになっています。


抗ウイルス薬の進化

初期の抗ウイルス薬では、ウイルスの「遺伝子型」に合わせて薬を選ぶ必要がありました。

C型肝炎ウイルスには6つの遺伝子型があり、
合わない薬を使用すると効果が出ないだけでなく、薬剤耐性ができてしまうリスクもありました。


現在の主な治療薬

■ グレカプレビル・ピブレンタスビル

2017年から保険適用となった薬で、遺伝子型に関係なく使用できます。

  • 治療期間:約8週間
  • 副作用:軽い頭痛やかゆみなど(比較的少ない)

ただし、肝機能が大きく低下している方(肝硬変など)には使用できない場合があります。


■ ソホスブビル・ベルパタスビル

2019年から保険適用となった治療薬です。

  • 肝機能が低下している方にも使用可能
  • 治療期間:約12週間

一方で、

  • 高血圧
  • 貧血

などの副作用がみられることがあり、
重度の腎機能障害がある方には使用できません。


まとめ

C型肝炎は、自覚症状がないまま進行しやすい病気ですが、
現在では治療によって高い確率で治癒が期待できます。

 

過去に感染のリスクがある方は、一度検査を受けてみることが大切です。
早期発見・早期治療が、将来の肝硬変や肝がんの予防につながります。

 

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