年研究者として動物実験に携わった著者が、自ら行なってきた動物実験業務の過去を振り返る。 決して外部に明かされることのない動物実験の実態を、内部関係者の目線から包み隠さず描き出す衝撃の話題作。

 


本文より
「真相は予想をはるかに上回る衝撃中の衝撃だった。...生物医学研究における動物実験の失敗率は92パーセントに達するという。」
「...指きりである。察しの通り、これは肢の各指をいろいろな長さに切断して個体識別の印とする処置で、マウスやハムスターやラットといった小さな齧歯類に使われる。」
「私は...さらに手首にはビーガンの文字をタトゥーで刻み、世間へ向けた永遠の宣言とした...どうしてもっと早くに菜食にならなかったのか」