オークランドに行きたくて出た今回の旅ですが、そのオークランドにはAirbnbがあまり無いみたいで、同市の北に位置するバークリー?バークレー?(Berkeley)に宿を取りました。
※英語の発音だと「バークリー」に近いので、以下そちらで統一します。ただし「UCバークレー」(後出)はその限りではありません。




今回泊まった宿の周りはこんな感じ↓






同じカリフォルニア州でもLAとこんなにも違うのかと、新鮮でした。

道路がコンパクトで、建物が鉛直方向に伸びているなど、違いはいろいろありますが、何よりも雰囲気の違いをもたらしているのは植物かもしれません。

ケッペンの気候区分でいえば、LAの内陸部はB気候(乾燥帯気候。沿岸部は違うそうですが)なのに対し、バークリーはCs気候(地中海性気候)。ヤシの木がたくさん生えてるLAとは異なり、どことなく馴染みのありそうな木が多く生えているように感じました。




バークリーは「全米で政治的・社会的に最も進歩的な都市として知られている。60年代のヒッピー文化の発祥の地でもある。」[1]とのことで、歩いているとその証左ともいえそうな建物にいくつも出会えます。





いろんな国の料理のレストランや柔術の道場など、多様な文化を内包していることが窺えます。








そして、バークリーといえば有名なのがUCバークレーこと、カリフォルニア大学バークレー校!

なかなか海外の大学に足を踏み入れる機会が無いので、行ってみました。







本当に素敵な大学で、こんな所で学べたら素晴らしいだろうなと思いました。




学生ユニオンがマーティン・ルーサー・キング・Jr.の名前を冠しているのに興味を持ち、近くの学生3人に「どう関係しているか知ってる?」と尋ねたところ、うち2人は「知らない」、1人は「ほら、MLKはレイシズムに立ち向かった勇敢な人だから…だと思う」との回答でした。




Twitterでお世話になっているUSKSKさんいわく、ここ数年でこの辺りの物価が高騰し、バークリーではワンルームでも家賃が月平均2000ドル超[2]だとか。。

綺麗な住宅街からほど近い場所にホームレスのテントが密集しているのも目にしました。

Life ain't easyですね…




今回泊まった1 Block from BART- Private room in craftsman homeのホストは、チャーミー(Charmie)とアーロン(Aaron)という美女美男夫婦。

二人ともつい最近までフリーランスでデザインの仕事をしていましたが、企業に勤め始めたそうです。

可愛いヨークシャー・テリアが居て、ほんのりオリーブ・オイルの香りがする、素敵な家でした。


ホストの二人は本当に優しくて、僕が右足を負傷して帰ってくる(詳細は別記事で)と、「お腹空いてる?」と気遣ってくれて、サーモンとブロッコリーとポテトの夕食をご馳走になりました。

それから、「ぐっすり寝て足が治るように」と、半年以上前に巻かれたブラントまで(笑)。

僕が普段やっていることを話すと、「あなたがヒップホップに興味があるように、私たちも日本に興味があるの」とチャーミー。

日本がいかに綺麗で安全な場所かに興味を持っているようだったので、「綺麗かどうかは場所に依るね。ただ、たしかに安全だよ。酔っ払った人がその辺の道路で寝ちゃうくらい」と伝えると、二人とも目を丸くして驚いていました(笑)。

労某時間の長さにも驚かれ、「そんなにストレスがあってウィードが違法だったら、私もきっと酒に走るわ」と一定の理解を示してくれました。

ただ、アーロンはこの日、家でもラップトップを開いて仕事の続きをしていたので、単純に労某時間の長さだけの問題ではないのかもしれません。

イージーゴーイングなCaliの人々の生き方に学ぶべきことは、たくさんありそうです。