コンプトン出身のジェイ・ワージー(Jay Worthy)というラッパーと、キング・モスト(King Most)というプロデューサーが、4曲入りのEP『Westside Party EP』をリリースしました。
Jay Worthy & King Most, Westside Party EP
このEP、僕のブログを読んでくださっている皆さんならお分かりかと思いますが、レイドバックしていてかなり好みな音です(笑)。
タイトル・トラックでもある1曲目には、こんなリリックがあります。
Ain't no party like a Westside party
'Cause a Westside party don't stop
(ウェッサイのパーティーに敵うパーティーなんて無い
ウェッサイのパーティーは止まんないからな)
どこかで聞いたことのある言い回しだなと思ったら、レイマート・パーク出身のドム・ケネディ(Dom Kennedy)も、『Get Home Safely』(2013年)収録の「Still Callin」で使っていました。
Dom Kennedy - Still Callin ft. TeeFlii
ここでドムがアウトロで言っているのは、
Ain't no party like a OPM party
'Cause a OPM party don't stop
(OPMのパーティーに敵うパーティーなんて無い
OPMのパーティーは止まんないからな)
※口語ではしばしば母音の前でも"a"でなく"an"が用いられます。
さらに、今日ちょうど流れてきた2パック(2Pac)のライブ映像でも、"Westside"や"OPM"の部分を"Thug Life"に替えて(というかPacのほうが先だけど)使われていました。
2PAC@2PAC"I get around, still down with the Underground..." #Strictly25 #2PAC #Tupac #IGetAround #DigitalUnderground https://t.co/ker7RNKCop
2018年03月19日 00:33
※これ、意味分からないくらいかっこいいですよね…Everybody is entitled to his/her opinionっていうのは前提として、これをもしboringと言うなら、そう言えちゃう感性が理解できません(笑)。
※同じ日にやったと思われる「Keep Ya Head Up」のライブ映像も最高なので、ぜひご覧ください。
どうやら昔から使われている言い回しらしいなと思い、調べてみると、AskRedditにこんなスレッドが立っていました。
クーリオ(Coolio)の「1, 2, 3, 4 (Sumpin' New)」説が同スレッド含め複数のサイトで有力ですが、それよりは上に挙げたPacのライブのほうが2年くらい前ですね。
ジョージ・クリントン(George Clinton)という説もあって、たしかに以下の動画もあります。
ただ、この一節を含むリリックがGeniusには載ってなくて、アドリブ的に使っているのかもしれません。
そもそもこの動画、いつでしょう? 画質は粗いけど、そこまで昔でもないように思えます。
ということで、ジョージ・クリントンが最初といえる確固たる証拠も得られず、でした。
あとは、旧約聖書が元ネタっていう面白い説もありました(笑)が、同じ言い回しではないので、あるとしてもインスピレーションを得たくらいだと思います。
結局、誰が最初なんだろ? Pacだったりするんでしょうか?
あー…気になる!笑
分かる方、教えてください!