クリスマスイブですが、寒いのと人混みがとにかく
苦手なので、今日は家でゆっくりしてました。
 
 
クリスマス本番は明日ということで、今日観た映画を
ご紹介します。
 
 
 
 
Black Nativity (2013)
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クリスマスのハーレムを舞台にしたミュージカル仕立ての
映画で、Jennifer HudsonやTyrese、Mary J. Blige、
Nasも出演しています。
 
 
邦題が残念ですが、原題はラングストン・ヒューズという
ハーレム・ルネサンス期の作家の作品からそのまま
取っているみたいです。
 
 
実際、劇中でもヒューズへの言及が何度かあり、
主人公の少年の名前はラングストンでしたし、
彼の代表作である"Harlem"という詩も引用されていました。
 
 
家族っていいな、って思わせてくれる映画です。
 
 
せっかくこのブログなので、僕なりに気になった点を2つ。
 
 
① Lunch Money
 
Tyrese演じるタイソンが、ラングストンのことを
こう呼びます。
 
これは、ラングストンがホテルで財布をパクろうとして
思い止まって、でも補導されてしまった際、
「お前のママは昼飯代もくれなかったのか」
とからかわれたことに由来しています。
 
ずっとランチマニーと呼ばれてるのが個人的にツボだったの
ですが、字幕では「金欠小僧」みたいに訳されてて、
このニュアンス出すのは難しいよな…と歯痒かったです。
 
 
② 警官の一言
 
ポーンショップでタイソンとラングストンが一悶着起こす
シーンがあって、そこにプエルトリカンの警官が
到着します。
 
結局大事には至らないのですが、そこで警官の一言。
 
「他の警官が来てたらタダじゃ済まなかったぞ」
 
近年、丸腰の黒人が次々と警官に殺されている事実に
それとなく触れていて、こういう細かい部分にも
メッセージを込めるあたり、流石だなと思いました。
 
 
そんなわけで、ぜひ観てみてください!