僕は大学時代、少林寺拳法部に所属してました。


並行してやってたキックを優先してたので
特に後半は不真面目な部員でしたが、
それでも4年間続けることができました。


4年も続けていると、後の人生に役立つことも
いくつか学ぶことができました。


その一つが「整法」です。


整法とは、まあ整体みたいなもんでしょうか。


少林寺拳法はいわゆる「活人拳」なので
突いたり蹴ったり関節極めたりだけでなく
疲労の溜まった脚を軽くする方法なんかも習います。


どこの道院や大学でも同等に整法を
やってるわけではないですが。


今日は、そんな整法の一つを紹介します。




皆さんは、物理的に上を向いたことがありますか?


おそらく100%がYesと答えるでしょう。


でも、本当の意味で上を向いたことのある人って
きっとそんなにいないんじゃないかと思います。


経験したことがないくらいの上を向く方法を
以下でご紹介しようと思います。


なお、この「経験したことがないくらいの上」を
以下では「fuckin 上」と表現します。


1. まず、普通に上を向きます。どれくらい上を向けているか、感覚を覚えておいてください。

2. 次に、下を向きます。下を向くと、うなじの出っ張ってる部分が指で触って分かると思います。最も出っ張ってる部分を、中指の指先で叩きます。強く叩くと頚椎を痛めますが、あまり弱すぎても意味が無いので、指の力だけを精一杯使って、コンコンと音が鳴る程度に10回程度叩きましょう。

3. その後、もう一度上を向いてみてください。1と比べてどうですか?これがfuckin 上です!


僕はよくこれを、うつ伏せに寝て顔を上げることを
余儀なくされる日サロに入る前とかにやってます。


すると、首の可動範囲が広がってるおかげで
かなり楽に感じられます。




この、一旦下を向いて頚椎に刺激を与えると
fuckin 上を向けるようになるというの、
実に示唆的だなと個人的に思います。


人生のいろんな局面でありそうなことじゃないですか?


どんなに頑張ってもうまくいかないとき、
少し休んだり、逆のことをやったりしてるうちに
思わぬ刺激を受けたことがきっかけになって
もともとやろうとしてたことがうまくいく、みたいな。


今後の人生において、僕も行き詰まることが
たくさんあると思いますが、そんなときこそ
一旦下を向いてうなじをコンコン叩くがごとく
少し休んだりしながら別の刺激を受けて
また頑張りたいなと思うのです。