みなさま、こんにちは 今日はいいお天気ですね
今夜は、エッフェル塔内のレストラン「Jules Verne」のランチの続きをご紹介します
前半のレポは、こちらです
Lunch@Jules Verne Part1 ←click
アミューズブーシュ
見た目も爽やかなグリーンの小さな一皿です。
グリーンピースのスープに、ズッキーニや数種の野菜を小さなさいの目にカットしトッピング
極小のクルトンは、チーズ風味とミント風味の2種類。
野菜の食感とクルトンのかりっとした香ばしさに、グリーンピースの色と香りが印象的でした
カリカリチーズスティックは、チーズをそのまま食べているみたい
そして、右の渦巻きのデニッシュが美味し過ぎました
バターの香りがするパンに、更に高級なバターをたっぷり乗せて食べる幸せ
アミューズ、前菜、メイン、デザートで98ユーロ(約14,000円)のコースを頂きました
さあいよいよ、前菜の登場です
黒のプレートに絵を描くように盛りつけられた食材が、カラフルで生き生きしています
Seared escalope of duck foie gras, raw/cooked beetroots
私はコーンが大好きなのですが、ヤングコーンとその下のコーンのソースが激ウマ
特にコーンのエキスを凝縮したソースは、今まで口にした事の無い美味しさに感動
念願だった本場のフォアグラを、ようやく食べる事ができました
世界最大のフォアグラ消費国である、フランス。
全世界で生産されるフォアグラの約75%が、フランス国内で消費されているのだそうです。
表面をカリッと焼かれたフォアグラ。
旨味の詰まった脂肪分が、表面にじゅわっと浮き出て目にも美味しい
フォアグラの下には、ビーツのソース、そして薄くスライスされたビーツと、ローズピンクが美しいビーツのフォーム。
濃厚な風味と独特の香りのフォアグラと、甘酸っぱいビーツのバランスが最高に美味でした
続いては、メインの登場です
Free-range chicken fricassée, tomato stuffed with tomato, cooking jus
前菜の黒いプレートに代わり、メインは真っ白なプレートに大胆な盛りつけです
「Free-range chicken」とは、放し飼いにされた日本で言うところの地鶏です。
一口ごとに噛み応えがあり、じゅわっと旨味と香りが広がります。
表面は甘辛いソースが覆っていて、適度に脂ののった鶏との相性も抜群でした
パリで強く感じたのは「野菜の香り、味、風味が濃い」ということです。
日本の野菜も安全で美味しいのですが、パリのある一定以上のレストランで食した野菜は、どれもこれも「私がトマトよ~」と、しっかりと主張するような味わいの物ばかりでした。
このトマト、ただ単にグリルされたトマトではありません。
「tomato stuffed with tomato」ですから直訳すると「トマトの中にトマトの詰め物をした」大変手の込んだ物でした。
見た目はただのトマトなのに、中身は食感の邪魔をする種が取り除かれ、トマトの旨味や酸味、香りがぎゅーっと凝縮された物で、トマト好きの方なら目からウロコの美味しさだったと思います
さあいよいよ お待ちかねのデザートの登場で~す
チョコレートカラーのプレートに、チョコレートのデザートとはお洒落な演出ですね
Crispy ‘Tower nut’, chocolate from our Factory in Paris and praline
ヘーゼルナッツのアイスクリームに、ローストされたカリカリのヘーゼルナッツのアクセント
ふんわりしっとり食感のギモーブには、ダージリンの茶葉が入っていてすっごくいい香り
丁寧に作られたギモーブは、こんなに美味しくなるのねと感動しました
控えめに添えられたショコラが、これまた驚きの美味しさ
滑らかな舌触りと甘みとカカオの香りに酔いしれました~
ミニャルディーズがこんなに沢山で、嬉しい悲鳴です
オレンジの風味一杯のマカロン、ヘーゼルナッツのしっとりフィナンシェ。
ショコラのさくさくサブレにホワイトチョコのトリュフ、それを薄く繊細なショコラでサンドした物は、色々な味と食感のショコラが織りなすハーモニーが絶妙過ぎる
添えられたお野菜と同様に、脇役のミニャルディーズにさえも一切手抜き無しのクオリティに脱帽です
ご覧ください、この美しいデセール
パールメタリックに輝く表面は、まるでアクセサリーのようです
メニュー名に「chocolate from our Factory in Paris and praline」とあります通り、チョコレートも中のプラリネ(ナッツを焙煎してキャラメリゼして砕いた物)もアラン・デュカスのチョコレート工房で作られた物を使用しているんです
2013年に満を持してオープンした「Le Chocolat Alain Ducasse Manufacture à Paris」
自動車修理工場を3年かけて改装した工房で、カカオの仕入れから焙煎といった初期の行程までも自身の工房で行っているそうです。
材料、製造機械が完璧なのはもちろん、実際にチョコレートを制作するシェフ・ショコラティエの「ニコラ・ベルジェ氏」の肩書きが凄過ぎます
ジャン=ポール・エヴァンを経て、ラデュレではピエール・エルメ氏のもとで修行し、その後はデュカスグループでシェフパティシエ・エグゼクティブとして活躍し、その後この工房を任されているそうです。
エヴァン、ラデュレ、エルメ、デュカスとキャリアを重ねてきたニコラ氏が作るショコラの完成度の高い事と言ったら
Le Chocolat Alain Ducasse Manufacture à Paris ←click
Le Chocolat Alain Ducasse Manufacture à Paris by パリ情報 ←click
極薄のサブレ、ナッツの風味が香ばしいプラリネに、滑らかな舌触りのガナッシュ、美しくグラサージュされた表面と、幾重にも織りなすショコラは衝撃的な美味しさ
一口ごとに「美味しい~」とうっとり
すっかり食べ終わってしまい、お皿に残ったチョコレートをベロンベロン舐めていたら...
「マダム、お止め下さいッ」と、お皿を取り上げられてしまいました。 エ~~ン
仕方ないので、食べきれないギモーブとショコラを、持参したタッパーにせっせと詰めていたら
「マダム、いい加減にしてくださいッ」と、これまた取り上げられてしまいました。
ショボ~~ン
初めてご訪問くださった方が本気にしてしまうといけないので、冗談はこれくらいにして(笑)
リッチなショコラデザートのお供に、カプチーノをオーダーしました
もくもくのミルキーフォームが、まるでエベレストの山頂のようにそびえています
店内に案内された時はあいにくの曇り空でしたが、デザートの頃にはすっかり晴れ渡りました
グリーンの美しい庭園の「シャン・ド・マルス公園」です。
遠くの方までクッキリと見渡せて、気分爽快でした
皇帝ナポレオン が眠る、有名なパリの廃兵院「アンヴァリッド」です。
大理石の彫像がパリで一番美しい橋と言われる「アレクサンドル三世橋」です
セーヌ川クルーズも、気持ち良さそうですね~
チェックの時にマネージャーの男性に、お料理のお礼と滞在中にアラン・デュカスの他のレストランにも行く予定だと伝えたら、「何かリクエストがあれば、これを見せて彼らに伝えてください」と、「RECH」と「BENOIT」のマネージャーのお名前を書いてくださいました。
また、夫々のお店のサマーバケーション期間も教えてくださり、至れり尽くせりの対応
チェックはこちらの通りでした。これから行かれる方のご参考になれば幸いです。
世界中からの観光客が絶えず訪れる場所ながら、丁寧な英語での接客やお料理の説明に感動しました。
お料理はどれも印象的で、すごく美味しかったです。
また、ショコラのデセールは、私が2014年に食べた全てのデザートの中のNO.1でした
サマーバケーション中で、ショコラのファクトリーに行く事が出来なかったのは大変心残りでしたが、あのデセールの味はしっかりと記憶に残っています
帰り際に、手作りのマドレーヌ3個のプチギフトを渡され、笑顔で見送ってくださいました
OLの私には贅沢過ぎるランチでしたが、エッフェル塔に待ち時間ゼロで登れて、素晴らしい景色と美味しいお料理と丁寧なサービスに大満足しました
周りのゲストはみなさん、適度にお洒落をしてスマートにお食事をされていました。
最後に、official websiteのリンクをご紹介させて頂きますね
Jules Verne ←click
お写真が美しいLunch menu ←click
2回に渡って、ボリューム満点の超長文になってしまいましたが、お付き合いくださりありがとうございました
それではみなさま、楽しい日曜日をお過ごしになってください
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