屠殺場での残酷な行為を廃止してください
日本では一秒間に24頭の牛・豚・鶏が食用に殺されています。
食卓に並ぶ肉や卵や牛乳のために飼育される動物が、
どのような最期を迎えるのか、見たことがある人はほとんどいません。
はじめに出てくるのはと殺場に運ばれてきたばかりの豚たちです。
何度も何度もスタンガンを押し当てられ、トラックから係留場に無理やり追い込まれます。
係留場に入ると体についている糞尿を洗い流すためにシャワーが一定時間かけられます。このシャワーには冬でも冷水が使用されています。
翌日と殺されるまでの間に豚たちが飲める水は、この自らの体の汚れを洗い落とした糞尿まじりの水だけです。
この水を、コンクリート床に口を当てて舐めるように飲みます。
彼らがこの世で口にする最後の水が、この糞尿混じりの水でした。
この豚は、と殺場に着いた時点ですでに病気で立てなくなっていました。
どちらにしてもと殺されます。本来なら出来るだけ苦しみを長引かせないように最優先でと殺すべきです。しかし、コンクリートの上に長時間放置されます。その後、足を鎖でくくりつけられ、意識のあるまま逆さ吊りにされ、食肉解体場に引きずられていきました。
最後に出てくるのは牛。牛はとても臆病な生き物です。
見知らぬ場所に連れてこられ、知らない牛の鳴き声と
様々な機械音を聞き、何度も食肉解体所のほうを伺い、
容易にトラックから降りようとしません。
その怯えて動かない牛のしっぽを折り曲げ、繰り返し執拗に捻り上げます。
ときに下半身を蹴りあげ、無理やり歩かせます。
「どうせ殺するのだから仕方がない」というのならば、
私たち人もいずれ死ぬのだからどんな目に合ってもかまわないという論理になります。
何度もスタンガンを押し当てる・係留所で水や餌を与えない・病気の動物を長時間放置する・意識のある動物の四肢をつかんで引きずる・尻尾を何度もねじるといった行為は、世界動物保健機関が定めた国際基準(OIEコード)で禁止されています。
しかし日本では、このOIEコードが守られていません。
国が国際基準を自治体にすら周知しなかったために、
このような残酷な行為が続き、そして、日本の現場は世界から取り残されていっています。
署名の「屠殺場での残酷な行為を廃止してください」は間違いですね。
愛すべき牛・豚・鶏達を殺すこと自体が残酷なので、
屠殺場を廃止するべきが正しいでしょう。
「死にたくないと願っているけなげな動物達」の意思を尊重せず、
人間の欲望(快楽・利益)を罪のない動物に押し付けて、
笑顔で殺戮を楽しむのは非人道的と認めざるを得ないです。
畜産業界の闇
豚、牛、鶏たちは意識のあるまま殺されているので安楽死ではないです。
下記3つの記事をよく読み、畜産の恐るべき闇(工場畜産)を理解しておきましょう。
動物が好きな人や、栄養があるからお肉を食べたほうがよいだろうくらいに思っていた人は、いま冷蔵庫に入っているお肉が空になったら、
それをもってお肉とは永遠の別れを告げたほうがよいでしょう。
豚の殺され方
牛の殺され方
鶏の殺され方
署名
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