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先日、群馬ポスの帰りにある被害者さんたちと面白かった本の話になりました。

私は、好きな本は何回でも読み返します。
村上春樹さんの「羊をめぐる冒険」「ダンス・ダンス・ダンス」なども何回も読み返しています。
聖書のように何十回も読み返している本もあります。(笑)

「ユービック」という本を久々に読み返しているのですが、今までに読んだ小説の中でベスト3に入るぐらい超~お勧めです。

超~面白いです。音譜良かったら、皆さんもどんぞぉ。

↓ここから過去記事



●Vangelis- Blade Runner (End Titles)


「ユービック」の原作者に興味があり、何気なく選んだ一冊なのですが、最近読んだ小説の中でピカ1に面白い作品です。「ユービック」は、特にお勧めの作品です。



「ユービック」 フィリップ・K・ディック(訳:朝倉久志) 早川書房 
おまは、早川書房の回し者かパンチ!
ちっ違います。。。

先ずは原作者の紹介からします。

「ブレイド・ランナー」(原作名:アンドロイドは電気羊の夢を見るか?)のフィリップ・K・ディックです。このディックは、間違いなく、裏世界から世界を操る組織のメンバーか、その闇世界を熟知していた人物です。
ちなみに、原作者のディックは映画「ブレイド・ランナー」が、公開される直前に急死しています。
「ブレイド・ランナー」のオープニング・シーンで大きな目のカットが出てきますが、この時代でもビックブラザーは見張っていたのですね。。。
ディックは、「ブレイド・ランナー」の中で、進化し過ぎたアンドロイド(合成人間)が生物学上や自然科学上においては、人間と区別することができなくなることを警告しています。
そして、人間とアンドロイドの形式上の区別には意味がなくなり、コピーも本物も親切で(人を思いやる心)あれば本物であるとの考え方を示しています。

また、ディックは、短編「人間らしさ」の中では以下のような世界観を述べています。物質的世界の背後に隠れた本当の真実を物語を通じて人々に伝えています。


わたしにとってこの作品は、人間とは何かという疑問に対する初期の結論を述べたものである。
・・・あなたがどんな姿をいていようと、あなたがどこの星で生まれようと、そんなことは関係ない。
問題はあなたがどれほど親切であるかだ。
この親切という特質が、我われにとっては岩や木切れや金属から区別しているものであり、それは我われがどんな姿になろうとも、どこへ行こうとも、どんなものになろうとも、永久に変わらない。


今の時代、人の姿をしていても人間ではない人(人間性が欠如して人)が多すぎです

自由意志を持った人として転生してきたことを忘れ、悪しき想念に憑依された人が非常に多いですね。

現世で我欲の為に、悪魔と契約した人たちは、必ず、その代償を要求されますヨ。



「フィリップ・K・ディック」 WIKI

「ユービック」の紹介です。

物語のはじめは、「超能力者」「不活性者」が戦っている世界が描かれています。
ここでの「超能力者」は企業や組織に潜り込み、仲間を増やして寄生先を潰したり乗っ取る集団であり、それを護るのが「不活性者」の集団です。
「超能力者」は、人の思考を盗聴できる「覗き屋」、反重力を使える「念力移動屋」、近未来を予知できる「予知屋」など、さまざまな超能力者がでてきます。
その超能力に応じてそれを無効化させることができるのが「不活性者」です。

今の時代は、思考を盗聴は装置で、近未来を予知は「Webbot」などのシステムを使って行われていますが、人間の能力が開放されれば「テレパス通信」「反重力操作」「思考盗聴」「未来予測」を人ができる世界になると思います。

物語の2stは、「生者(現世)の世界」と「半生者(冷凍状態により死の状態を引き延ばされている状態)の世界」、「現実の世界」と「退行する世界」が描かれています。

月(ルナ)での戦いで「不活性者」の集団は、相手の罠にはまり爆破事件爆弾に巻き込まれ、殆んどの?「不活性者」が死んでしまいます。
「不活性者」の主人公たちは敵にやられ、幻覚のような世界をさまよいます。自分たちは、生きているのか?死んでいるのか?
「幻想の世界」から抜け出すため、「退行する世界」を止めるため「ユービック」キラキラというスプレー缶を求めて物語はすすんでいきます。「ユービック」キラキラが何なのかも、キーワードです。

最後は、悪魔(ルシ)との壮絶な戦いです。

この物語で、最後に戦っているジョリー悪魔(ルシ)です。
この部分は、詳しくを書きませんが、どの世界にも悪魔(ルシ)がいることが分りました。

はじめは、「超能力」ものの小説かな?と思い読んでいました。しかし、物語がすすむにつれて
「生と死」
「善と悪」
「死後の世界について」

が見事に表現されている意味深な作品だと思いました。

【関連記事】
近未来予測ウエブボット(Webbot)について。。。
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