ジロ・デ・イタリア盛り上がりましたねー。
大会最大の難所、第14ステージですが、
最後の激坂は、最大勾配27%ですよ。死ぬわ、マジで。
ここで、来ましたよ。
虎視眈々と、じりじりと追い上げてきていた、我らがバイクエクスチェンジの
サイモン・イェーツ!
後半戦に入って、総合5位まで来てたんですが、
行きましたねー。
最後の激坂でメイン集団から、アタックをかけてレースを動かしたのが、
我らがサイモンでした。
見てください。
このバイクエクスチェンジ、グリーンエッジバージョンの美しい
ビアンキ・オルトレの勇姿を!笑(って別にヘッドチューブしか見えないけど)
弟のアダム・イェーツがイネオスに行ってしまい、
さらには、彼は今年、シーズン前半からガンガン活躍しているのに対して、
我らがサイモンはバイクエクスチェンジ(元ミチェルトン・スコット)に残って影が薄いように見えましたが、
実は、このジロ・デ・イタリアの直前のツアー・オブ・ジ・アルプスで、総合優勝をして、
かなり今回期待されていたんです。
このツアー・オブ・ジ・アルプスは歴史はそれなりに古いものの(1964年から)、
つい2020年にUCIプロシリーズに格上げになったばかりの、
いわゆる「格下レース」だったわけなのですが、
毎年、ジロ・デ・イタリアの直前に開催され、このグランツールへの調整に使われたりしているために、
ここで勝った選手は期待をされるという構造が出来上がっているらしく、
実際に、歴代ツアー・オブ・ジ・アルプスで優勝した選手がジロ・デ・イタリアにも勝ってきているようなんですね。
そんなことで、バイクエクスチェンジ陣としても、
今回はサイモン・イェーツを勝たせるつもりで着々と作戦を練ってきていたはずなんです。
さて、このサイモンのアタックに反応できたのが、
現在総合一位のベルナルのみ。
ベルナルは今回本当に強いですね。
残念ながら、
というか、またしても、かっこいいことに、
ベルナルはゴール直前でもう一回スーパーアタックを決めて、
我らがサイモンは、11秒引き離されてしまいましたが、
バイクエクスチェンジの作戦は完璧でしたね。
この難所でのアタック合戦で、総合系の選手が次々に置いていかれて、
見事、サイモン・イェーツは総合2位まで浮上しました。
やっとだ、バイクエクスチェンジ。
どうか、オルトレを勝たせてやって欲しい。
今回はベルナルが強すぎるので難しいですけどね。
何しろ現在総合2位とはいえ、ベルナルには1分33秒離されているんですから。
自分としては断然、
このままベルナル対サイモンで最後まで盛り上がって欲しいですね。
頑張れサイモン!