今年の5月中頃から、
クランク長に関して再度悩みはじめて、
散々、このブログでも大騒ぎして、
最終的に、
結局は今まで通り、最近の流行からすると、かなり長めな175mmを使うことに決心したのが、
6月12日の記事でした。
その時にせっかく長めのクランクを使っているんだったら、
楕円チェーンリングでも使ってみようかなぁ、なんて思い。
あれから2ヶ月以上、
ずーっと買おうか買うまいか悩んでいた楕円チェーンリングですが、
とうとう買ってしまいました。
O.Symetric の54Tです。
悩み出すと結局は買ってしまうという、
悪い症状ですねー。
54T、なんて巨大なチェーンリングを買ったのは、
カンパニョーロの5アームのクランクに使える楕円チェーンリングがこれしかなかった!
というそれだけの理由です。
実は、RoterのQrings からもカンパ、5アーム用に53Tならあることを後から知ったのですが、
どっちにしろ、53Tなのです。
そして、見かけ上、O.Symetricの方が扁平率が高く、
箔がつくと思ったので、こっちにしました。笑
常に見かけ重視!
それに、どうせやるなら扁平率がでかくて効果がわかりやすい方がいいかと!
カンパ5アームのチェーンリングはなぜか、インナーリングもでかいのしか売っておらず、
はっきり言って、このことに関しては、断然自分の脚に合わない!!
もう、スプロケットのロー側ばっかり使うことになってしまうのは悲しき貧脚のサガです。
ちなみに、O.symetricのカンパ、5アーム用のインナーは44Tしかなく、
現在の真円39Tでも山岳でのロー側がギリギリだというのに、
そんなでかいもん絶対に使えませんから、今回はアウターリングのみを楕円にしました。
リングの重さは純正の真円53Tと比べて、25gほど重くなります。
まあ、半分エアロ形状ですし、25gぐらいは大したことないですね。
取り付けてみて、やっぱ、この迫力に感激。
最初、どの向きでつけていいのかわからなくて、笑ってしまいましたが、
これ、本当によくできてますね!
こんな風に、クランクが11時40分(微妙ですが)あたりのところで、
リングは最低の(最も軽い)ところにありまして、
12時を少し過ぎると、こんな風に、もう重くなり始めるのです。
1時を過ぎるとこんな風に、本格的に始まり、
2時→3時で最大になります。
4時まではまだ重いのですが、
この写真を見ての通り、ここを超えるともう一気に、シュンと軽くなります。
そして、5時40分で最低(最も軽い)ところに戻ります。
(つまり向こう側のペダルが再び11時40分のところに来ます)
30分だけ時間があったので、
家の周りを10kmだけ走って来たのですが、
最初踏みはじめた時には、
よく言われるように、特別違和感を感じませんでした。
しかし、これが強く踏み込んでいくと全然違うんです。
確かに、脚には負荷がきているのを感じているのに、
回転はヒュンヒュン回る!すごく不思議な感じです。
36km/h以上出すと、踏んだ感じでは特別違和感はないのに、
脚が慣れてないせいか、車体がぶれてしまいます。
多分、リングの負荷が抜ける時に脚の方はまだ踏ん張っていることが原因なんだと思います。
これは慣れの問題ですね。
この、脚には負荷がくるのにどんどん回ってしまう不思議な現象が一番効果を発揮したのは、
やっぱり高速巡航中で、
もう何回かスプリントをして、脚が疲れている時に、
36km/h辺りまで加速して、そこで巡航していて、
「足疲れたなー、どこまで続けようかなぁ」なんて思っているのに、
どんどん回転してしまうために、そこからだんだんに加速してしまうのです。
なんとなく加速感が気持ちいいので、
あれあれ、なんて思いながら42km/hまで加速してしまった。
もちろん、そんなわけで、脚が疲れる!!
本当にちょっと走っただけなのでわからないですけど、
これは多分、トレーニングには向いているかも。
脚には負荷がかけやすいですから。
もう一つ、書いておかなくてはならないのは、
こういうサードパーティのチェーンリングを使うのは、
カンパニョーロのように調整の幅が狭く、
調整がかなりシビアなコンポの場合は、
難しいかもしれない。
実に、自分のポテンザのコンポには、
なぜかアテナのクランクとチェーンリングは、オリジナルのポテンザよりも合っていて
調整がしやすかったのですが、
ほんの2mmとかだと思いますが、osymetricはチェーンリングが外側にきてしまうんですよ。
すると、フロントディレーラーの調整がしにくく、
かなり頑張って調整しても、アウター使用時に、
スプロケットのロー側3つ目までいくと少し異音が出始めてしまいます。
もちろんアウター使用時にロー側の2枚なんて使わないですけど、
調整している時は最後まで全部うまくいくと気持ちいいじゃないですか。
そして、チェーンリングを留める純正のビスがほとんど締め付けられないほどにギリギリになってしまうので、
少し長めのビスを既に注文いたしました。
これでなんか劇的に速くなるとは思いませんが、
自転車の性格が変わるのは面白いです。
「スピードが出したくなる自転車」になるのだとしたら、
やはり、トレーニングにはなるだろうし、
その辺は期待してます。
これから、しばらく乗ってまたレビューしようと思います。