あなたはOKなだけではない。あなたは完璧だ
- ビレッシュの質問:Osho, あなたは、いつも私のインスピレーションの源でありつづけています。あなたは、たとえ私が行く先々でまるでのけ者 にされたように感じることがあっても、それでも自分のことをやりつづけ、仕事で妥協してはいけない、と勇気づけてくれます。私は、不適格者(ミスフィッ ト)でありつづけてもOKなのだということを、あなたに言ってもらいたいのです。
OSHO:
これはビレッシユからに違いない。ビレッシュ、あなたはOKなだけではない。あなたは完璧だ。
私のまわりに集まっている人びとはみな、腐りきった社会の不適格者(ミスフィット)たちだ。知性にあふれた人は、すでに死んでいる社会、時代遅れの社会、 信仰体系に基づいた迷信を信じている社会のミスフィットになって当然だ。適格者になれるのは、知恵遅れの人たちだけだ。あなたが知恵遅れでないのは、運が いい。
私にフィットする人はみな、ほかのどこでも必ずミスフィットになる。私は生涯、自分の家族のなかで、宗教のなかで、国のなかで、ミスフィットでありつづけ てきたし、これまでずっとそれを楽しんできた。というのも、ミスフィットであることは、ひとりの個人であることだからだ。既存の確立された秩序に合わせる ことは、自分の個としてのありようを失うことだ。
そして、それがあなたの世界全体だ。妥協し、自分の個としてのありようを失うやいなや、あなたはすべてを失っている。自殺したのだ。世界に合わせている人たちは、自分を破滅させた人たちだ。
たしかに、それには勇気、自由への途方もない強い感覚が必要だ。さもなければ、全世界を向こうに回して独りで立てない。だが、全世界を向こうに回して立つ ことは、この上ない大いなる喜びの始まりだ。一度もミスフィットであったことのない者たちには理解できない喜びであり、至福だ。
人間の歴史に残る大人物たちはみな、その社会のミスフィットだった。人間の幸福とこの世の美に貢献した人びとはみな、ミスフィットだった。ミスフィットで あることは、途方もなく貴重な資質だ。どんな点でも、けっして妥協してはいけない。妥協そのものが、あなたの破滅の始まりだ。
私は、頑固でなければならない、と言っているのではない。もし、なにかが正しいと見たら、それにそって行くがいい。だが、あることが正しくないとわかるや いなや、たとえ全世界がそれは正しいと感じていても、あなたにとっては正しくない。そうなったら、自分の立場に固執するがいい??それがあなたにスタミ ナ、強さ、ある種のまとまりを与えてくれる。つづく