芸人が単独で、

しかも会社からは止められていたという

衝撃的な事実で一昨日の会見を見た。

 

吉本興業側の姿勢が改めて浮き彫りになった。

自分が吉本の芸人さんと一緒に仕事させてもらってた頃とは

随分変わってしまったように思う。

 

まぁ、その頃から横柄や社員もいたが(笑)、

相対的には腰の低い、とても印象の良い社員さんと、

教育が行き届いていて、丁寧で真面目な芸人さんが

多かった。

 

変節したのは東京勢の台頭と、

非上場になってからと思う。

その頃ナニがあったのかは、薄々聞いたりはしているのだが、

記憶もあいまいだし、どなたかが公表されると思うので、

ここでは書かない。

 

ただ、今日に至るまでの結果は

間違いなく、あの辺りに起こった出来事が

発端になっていると思う。

 

朝のワイドで、所属タレントのひとりが

「ここで吉本が変わらないと、僕は離れる・・」的な

発言をしていた。

これも多分尾ヒレか何やらがついて、

ネットのニュースヘッドラインに載ると思うが、

所属芸人のほとんどは潜在的な同調があると思う。

 

しかし吉本の「闇」はもっともっと根が深い。

そこまで白日に晒す必要はないと思うが、

コンプライアンスだ何だと、無菌状態を求められる昨今では

行くとこまで行ってしまわないと、収まりつかないかもな・・

という感じもする。

 

お笑いを売る会社には致命的かも知れない。

 

でもね・・・

 

原点に立ち返れば良いのではないか。

昨日の生で、DT松ちゃんが言ってたけど、

「ワンルームマンションで黒電話の時代に戻ったらいいのよ・・」

関西でNo.1になって、東京に進出した頃なんかは、

吉本は「第二創業」の時代だったと思う。

 

そのころのスタッフさんなんかに話を聞くと、

相当えげつない仕事のやり方だったと、

タレントも社員も含めて。

同じ苦労を重ねてきたから、あの急成長があったのだと思う。

それがいつの間にか、成長過程で

お互いの役割が明確になり、

守るものが変わっていった。

そんな中でも出来事だったと思う。

 

人生に平坦な道は無い。

企業だってそうだ。

みんなが幸せになろうとしている課程で

様々な歪みが生じる。

 

でも、

 

何度でもやり直したら良い。

リセットには勇気が必要だが、

命取られるよりマシだ。

人生は本来、楽しいものなんだから。

でなければ、人類はここまで発展していない。