4月13日から約1か月にわたるリーグ戦が終了しました。

男子は近畿大学が二季連続、女子は京都橘大学の初優勝で終わりました。

私は今季、女子の試合を中心に撮影しましたが、男子と大きく異なる部分は、

「ラリーが終わらない」ということ。

これは選手の身長にも関わってくることですが、

とにかくよく拾う!

1プレーが1分ちかくに及ぶこともありました。

関西の大学バレーは競技人口が多く、1部から8部まであります。

我々が撮影するのは1部リーグのみですが、

毎リーグ、最下位は自動降格で2部に落ちます。

今季は男子が大阪商業大。やっと春に返り咲いたと思ったら、1勝どまりで

2部落ちしました。女子は大阪学院大。フルセットの試合も多く、

あと一息で勝てた試合を落としてしまったような気がします。

そして7位と下部リーグの2位が入れ替え戦に臨みます。

男子はいつもなら優勝候補常連だった大阪産業大

4回生の鈴木、冨士本選手というパワーヒッターが生かせなかったのか、

入れ替え戦に回ってしまいました。

(25日の入れ替え戦はストレートで天理大を破って残留決定)

そして女子は大阪国際大

ここはどうして勝てなかったのか、あまりよく分らないくらい、

強いて言えば「運が悪かった」ような落とし方が多かったように思いました。

(入れ替え戦では関学大を3-1で破り残留決定)

注目は、昨年秋に2部優勝して上がってきた園田学園女子大

2部から上がってきて、最終結果が4勝6敗の6位は大きな成果です。自動降格も

入れ替え戦にも出なくて良いのですから、選手の皆さんは相当頑張ったのでは

無いでしょうか。事実、フルセットで勝った2試合は、最後まで集中できたことの

現れでしょう。秋季リーグも楽しみなチームのひとつです。

その他男子では、秋季は入れ替え戦に回るなど悔しい思いをした7位、

関西学院大が堂々3位に返り咲きました。逆に昨年春の優勝校、甲南大は元気がないままシーズンを終えました。

来季の巻き返しに期待したいところです。


さて、男女80試合の中で、どの試合がイチバン面白かったかと聞かれると、

私が女子を撮っていたという偏見もありながらですが、

5/3の大阪学院大-園田学園女子大の試合でしょうか。

技術的にどうこうというより、両校の意地と意地とがぶつかった試合です。

そして、この試合は大院大と園女大の1部残留の分かれ目だったように思います。


カレッジスポーツの感動を映像を通じて届けることができたら、

このひたむきさ、溌剌としたプレーを可視化できたらという思いで、

秋季リーグも「必死のパッチ」で撮っていきたいと思います。