サラリーマン時代、

こんなコトワザに近い話をよく聞きました。

当時在籍していた会社も、そういえば会議の多い会社でした。

管理職は一日中会議をやってた事もありました。

「いったい、どんな会議なんやろう?」

ずーっと疑問でした。

会議というのは、

構成員が集まって、何らかの結論を出すような場だと

思っていたので、毎回毎回、熱のある議論が展開されてるのかと

思っていました。


自分が管理職になって会議に参加した時、

シラケましたね~

ほとんどの会議は社長以下役員連中が

「どうすんねん」しか言わず、

管理職はのらりくらりと弁解を繰り返してばかり。


これで朝から夕方まで会議室で、

ええ年した大人が不毛な話し合いをしてたのですよ。


私は営業部門でしたから、そのうち会議をボイコットするように、

会議の日に合わせて、クライアントから呼び出されるように

していました(笑)


だって、そのほうが建設的ですし、商売にもなりますから・・。


その会社は今も現存しますが、相変わらず不毛な会議が

えんえんと続いているようです。


私は思います。

会議の進行は、経営陣の知恵のみせどころだ、と。

本当の議論はコントロールされている必要があると思います。

会社における会議の本当の目的は、議論を尽くしてではなく、

利潤をあげるための方策のひとつです。

誰かをやりこめるのでも、

経営陣がぼやくためのものでも無い。


ところが、そんな会議が多いのですね・・・。


今、私の取引先もそんな現象が起こっています。

いつ尋ねても、「会議中」。


商談も進みません・・。


そうやってどんどん、ビジネスチャンスが遠のきます。


会議の多い組織が末期になるのは、

内に向いた集団の責任逃れ行動とも言えるでしょう。

ある意味では民主的なのかも知れませんが、

商売に民主的もへったくれも無い、と私は思います。


経営者が方針を示せば、具体的行動は社員がやればいい。

PDCAサイクルに乗れば、できない事では断じてありませんよね。


反面教師にして、わが社は会議はできるだけ短く、

効率的にやるようにしています。