中国PR会社事情 | 何故あの会社はメディアで紹介されるのか?

中国PR会社事情

最近、上海で色々なPR会社に会っているのですが、

中国のPR会社は大きく日本系とグローバル系とローカル系に分かれます。

勢いがあるのはローカル系で、成り立ちややっていることが日本に似ています。



1990年代後半に色々なPR会社が出てきました。

ローカル系で大きいPR会社は2社あり、TOPはブルーフォーカスという会社ですが、

今や500名くらいの従業員数を抱えています。

日本に比べて従業員数は多いですが、売上規模は同じくらいです。

というのも、人件費が安いので、利益率も高くなっています。

ほとんどのPR会社は北京と上海などの大都市に集中しているという状況です。



中国はTVの放送局・番組数がかなり多い為、

TVの影響力が日本などに比べ少なく、伴ってTV広告が弱いです。

視聴率を見てみても、大体0.01%が普通で、高くても1%といったところです。


よって、SPや屋外広告、PRなどが非常に重要になってきます。

SPとPRが一緒になっている会社も多いですが、

PR会社の規模は日本の4倍くらいです。

5年後には10倍、元が上がると20倍にもなると思います。



やっていることは日本でやっているPR手法とも似ており、

イベントなどにメディアを呼び込み、色々なメディアでの露出を獲得していくという、

コミュニケーションデザイン型のPRが主流になってきています。



広告が弱くなってきているので、これからの日本も

似たような状況になっていくと思います。